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くだり【下り・降り】🔗🔉

くだり下り・降り】 ①くだること。おりること。また、その道や流れ。「天竜―」「―は楽だ」 ②時刻が移って末となること。また、その時。宇治拾遺物語11「申さるの―になり候ひにたり」 ③低くなること。劣って行くこと。 ④都から地方へ行くこと。源氏物語空蝉「紀伊守、国に―などして」。「東あずま―」 ⑤(内裏が北にあったところから)京都で、南に向かって行くこと。 ⑥その路線の起点(とくに東京)から地方へ向かって行く列車やバス。「―の列車ホーム」 ⑦場末または遠隔の地方。拾玉集4「町―よろぼひ行きて世を見れば物の理ことわり皆知られけり」 ⑧江戸時代、上方の産物で江戸その他の地方に送られたもの。多く品名に冠していう。くだりもの。無事志有意「もふ十軒店に―めらが出ているだろふ」 ⑨(これより)以下。「―は上に准ぜよ」 ⑩「下り腹」の略。 ⇒くだり‐あめ【下り飴】 ⇒くだり‐あゆ【下り鮎】 ⇒くだり‐うなぎ【下り鰻】 ⇒くだり‐えほん【下り絵本】 ⇒くだり‐げぎょ【降懸魚】 ⇒くだり‐ざか【下り坂】 ⇒くだり‐さかずき【下り杯】 ⇒くだり‐ざかや【下り酒屋】 ⇒くだり‐ざけ【下り酒】 ⇒くだり‐さつま【下り薩摩】 ⇒くだり‐づき【降り月】 ⇒くだり‐て【下り手】 ⇒くだり‐ばら【下り腹・瀉腹】 ⇒くだり‐ぶね【下り船】 ⇒くだり‐まい【下り米】 ⇒くだり‐むね【降り棟】 ⇒くだり‐もろはく【下り諸白】 ⇒くだり‐やくしゃ【下り役者】 ⇒くだり‐やな【下り簗】 ⇒くだり‐やみ【下り闇】 ⇒くだり‐りゅう【降り竜】

広辞苑 ページ 5643 での下り単語。