複数辞典一括検索+

くち‐びる【唇】🔗🔉

くち‐びる】 (口縁くちべりの意) ①口腔が皮膚につづく部分にある上下の弁状の粘膜。文鏡秘府論保延点「燥かわける吻クチビルに」 ②花びら。花弁。 ⇒唇が薄い ⇒唇亡びて歯寒し ⇒唇を反す ⇒唇を噛む ⇒唇を尖らす ⇒唇をひるがえす ○唇が薄いくちびるがうすい 口数の多いこと、おしゃべりであることの形容。 ⇒くち‐びる【唇】 ○唇亡びて歯寒しくちびるほろびてはさむし [左伝僖公5年](唇が歯を保護するものであることから)互いに助けあうものの一方が亡びれば、他の一方も危うくなるたとえ。→唇歯輔車しんしほしゃ ⇒くち‐びる【唇】 ○唇を反すくちびるをかえす 憎みそしる。悪口を言う。保元物語「皆人唇を返してそしりまゐらせけり」 ⇒くち‐びる【唇】 ○唇を噛むくちびるをかむ くやしがるさま。また、怒りをこらえるさま。 ⇒くち‐びる【唇】 ○唇を尖らすくちびるをとがらす 不平らしくものを言う。 ⇒くち‐びる【唇】 ○唇をひるがえすくちびるをひるがえす 非難する。太平記1「見る人眉を顰め、聞く人―」 ⇒くち‐びる【唇】

広辞苑 ページ 5670 での単語。