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くに‐やく【国役】🔗🔉

くに‐やく国役】 (コクヤクとも) ①平安後期、国司が一国単位に賦課した臨時税。勅事・院事・大小国役と併称された。 ②室町時代、幕府が国単位に課した段銭たんせん、または守護が武家領・荘園に課した諸課役。次第に恒常化した。 ③江戸時代、幕府が臨時に国を定めて課した河川改修などの賦役。人夫の徴発が基本であったが、早くから金納化された。国役金。 ④江戸時代、幕府が諸職人の集まり住む町々に課した賦役。神田紺屋町の藍染役、元大工町の木工役など。のち銀納となった。 ⇒くにやく‐かた【国役方】 ⇒くにやく‐きん【国役金】 ⇒くにやく‐ぶしん【国役普請】

広辞苑 ページ 5713 での国役単語。