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くも【雲】🔗🔉

くも】 (「籠もる」と同語源か) ①空気中の水分が凝結して微細な水滴または氷晶の群となり、高く空に浮いているもの。万葉集1「三輪山をしかも隠すか―だにも情こころあらなも隠さふべしや」→雲級うんきゅう。 ②雲のように一面になびいて見えるもの。「花の―」 ③極めて遠い場所、高い場所。また、高い階級。「―の上」 ④行動・所在が確かでない物事のたとえ。「―をつかむような話」 ⑤心の晴れないことにたとえていう。新後撰和歌集釈教「暗き夜の迷ひの―の晴れぬれば」 ⑥火葬の煙をたとえていう。新古今和歌集哀傷「あはれ君いかなる野辺の煙にて空しき空の―となりけむ」 ⑦紋所の名。浮雲をかたどったもの。 ⇒雲となり雨となる ⇒雲に梯 ⇒雲に汁 ⇒雲に臥す ⇒雲は竜に従い、風は虎に従う ⇒雲無心にして岫を出づ ⇒雲を霞と ⇒雲を掴む ⇒雲を衝く ⇒雲を遏む

広辞苑 ページ 5764 での単語。