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○雨塊を破らずあめつちくれをやぶらず🔗🔉

○雨塊を破らずあめつちくれをやぶらず [塩鉄論水旱]太平の世には、雨も静かに降って土をこわさず、草木を培養することをいう。 ⇒あめ【雨】 あめつち‐の‐うた天地の歌(→)「天地の詞ことばに同じ。 ⇒あめ‐つち【天地】 あめつち‐の‐ことば天地の詞】 平安初期の手習歌。「たゐにの歌」「いろは歌」に先行。「あめ(天)つち(地)ほし(星)そら(空)やま(山)かは(川)みね(峰)たに(谷)くも(雲)きり(霧)むろ(室)こけ(苔)ひと(人)いぬ(犬)うへ(上)すゑ(末)ゆわ(硫黄)さる(猿)おふせよ(生ふせよ)えのを(榎の枝を)なれゐて(馴れ居て)」のように、かな48字を重複しないように綴ったもの。ア行のえとヤ行のとの区別を残し平安初期の音節数を示す。源順集にある「あめつちの歌四十八首」は、歌の首尾にこの仮名1字ずつを詠み込んである。 ⇒あめ‐つち【天地】 あめつち‐の‐ふくろ天地の袋】 女子が新春の祝いとして作る袋。幸福を多く取り入れて逃さぬように、上下をともに縫い合わせ、また、「天地を袋に縫ひて」と唱えて新春を祝った。一条大納言家歌合「―の数し多かれば」 ⇒あめ‐つち【天地】 あめつち‐の‐みち天地の道】 天地自然の大道。 ⇒あめ‐つち【天地】 あめ‐つゆ雨露】 暮しの中で身を濡らす雨と露。うろ。「―をしのぐ」 あめ‐と‐むち飴と鞭】 ビスマルクが社会主義者に対してとった政策で、弾圧(鞭)と譲歩(飴)を併用したこと。転じて、一般に、支配者の硬軟両様の政策。元来は「甘パンと鞭」という慣用語。 あめ‐なる天在る】 「天にある」の意。「ひ(日)」などにかかる枕詞ともいい、アメニアルともよむ。万葉集7「―姫菅原の草な刈りそね」 あめ‐に飴煮】 煮汁に水飴などを加えて甘辛く煮ること。または飴のようなつやと粘りがでるまで煮ること。また、その料理。あめだき。

広辞苑 ページ 610 での○雨塊を破らず単語。