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○褻にも晴にもけにもはれにも🔗🔉

○褻にも晴にもけにもはれにも ①ふだんにもはればれしい折にも。中庸姿つねのすがた「―衣がへうき」 ②あとにもさきにも。江戸八百韻「国の秋―甥独り」 ⇒け【褻】 げに‐や実にや】 〔副〕 (ヤは感嘆の助詞)本当にまあ。落窪物語3「―天下の鬼心の人もえ憎み奉らじ」 ⇒げにや‐げに【実にや実に】 げにや‐げに実にや実に】 〔副〕 「げにや」を強めていう。げにげに。蜻蛉日記「―冬の夜ならぬまきの戸も遅く明くるはわびしかりけり」 ⇒げに‐や【実にや】 ケニヤッタJomo Kenyatta】 ケニアの政治家。民族運動を指導し、1964年初代大統領。(1891〜1978) ケニヤッタ 提供:Photos12/APL け‐にょ化女】 仏・菩薩が仮に女人の姿となって現れたもの。化人の女。古今著聞集2「かの糸をこの―に授け給ふ」 け‐にょう仮寧‥ニヤウ (「仮」は休暇、「寧」は帰寧きねいの意)令制で、官人に賜った休暇。一般に、6日ごとに1日、3年に1回30日の休暇が定められた。 け‐にん化人】 ①仏・菩薩が、衆生しゅじょうを救うために、仮に人の姿となって現れたもの。権者ごんじゃ。化身けしん。今昔物語集11「―の造り奉れる仏におはしませば」 ②鬼神などが人間に姿を変えたもの。ばけもの。 け‐にん家人】 ①律令制下の私賤身分の一つ。民有の奴婢ぬひだが、私奴婢しぬひよりも待遇がよく、相続の対象とはなっても売買されず、家族生活を営むことが許された。 ②(→)御家人ごけにんに同じ。 ③家来。奉公人。 げ‐にん下人】 ①身分の低い者。 ②下男。しもべ。平治物語「汝を主にすべし。義平をば―にせよ」 ⇒げにん‐なみ【下人並】 ⇒げにん‐ぶん【下人分】 げ‐にん外任】 外官げかんに任じること。国司の任。 ⇒げにん‐の‐そう【外任の奏】 げ‐にん解任】 任務を解くこと。かいにん。 ケニングkenning】 北欧文学やギリシア文学で用いられた言い換えの修辞技法。海を「鯨の道」、かたつむりを「家運び」というなど。 げにん‐なみ下人並】 下人同様であること。 ⇒げ‐にん【下人】 げにん‐の‐そう外任の奏】 平安時代、節会せちえの宴に陪席させるため、在京中の国司の姓名を列記して、外記げきから上奏したこと。また、その書類。 ⇒げ‐にん【外任】 げにん‐ぶん下人分】 下人の身分。下人に準ずる身分。 ⇒げ‐にん【下人】 けぬ毛野⇒けの け‐ぬき毛抜・鑷】 髪・ひげ・鼻毛・刺とげなどを抜き取る金属製の具。鑷子ちょうし⇒けぬき‐あわせ【毛抜合せ】 ⇒けぬき‐おや【毛抜親】 ⇒けぬき‐おんな【毛抜女】 ⇒けぬきがた‐の‐たち【毛抜形の太刀】 ⇒けぬき‐ずし【毛抜鮨】 けぬき毛抜・鑷】 歌舞伎十八番の一つ。津打半十郎・安田蛙文・中田万助合作。1742年(寛保2)大坂佐渡島座の「雷神なるかみ不動北山桜」で初演。1909年(明治42)2代市川左団次が復活上演。粂寺弾正が、錦の前の髪が逆立つ奇病を、毛抜の立ち上がるのを見て磁石の仕業と見破り、悪家老の陰謀をあばく筋。 けぬき‐あわせ毛抜合せ‥アハセ 毛抜の先を合わせたように、ぴったりと合わせること。裁縫で、表と裏の布を出入りがないように、そろえて縫い合わせることなどにいう。 ⇒け‐ぬき【毛抜・鑷】 けぬき‐おや毛抜親】 童女が成人の式を行う時、眉毛を抜く役をした人。 ⇒け‐ぬき【毛抜・鑷】 けぬき‐おんな毛抜女‥ヲンナ 主人をかえて転々とする妾。渡妾わたりめかけ。(俚言集覧) ⇒け‐ぬき【毛抜・鑷】 けぬきがた‐の‐たち毛抜形の太刀(→)「衛府えふの太刀」のこと。 ⇒け‐ぬき【毛抜・鑷】 けぬき‐ずし毛抜鮨】 握った鮨を一つずつ熊笹の葉で巻いて押したもの。笹鮨。笹巻鮨。洒落本、妓娼精子「―のやたい見せから坂をおりると雪の下」 ⇒け‐ぬき【毛抜・鑷】 け‐ぬく・し気温し】 〔形ク〕 何となくあたたかい。相模集「下氷―・くならば打ちとけて」 け‐ぬる・し気温し】 〔形ク〕 何となくあたたかい。重之女集「こち風も―・くなれば我が宿の梅のにほひを折り折りぞ見る」 ケネーFrançois Quesnay】 フランスの経済学者。重農主義の祖。自由放任論者で、百科全書家の一人。著「経済表」「重農主義」など。(1694〜1774)→経済表 げ‐ねつ下熱】 高熱だった体温がさがること。 げ‐ねつ解熱】 高熱の体温をさげること。 ⇒げねつ‐ざい【解熱剤】 げねつ‐ざい解熱剤】 解熱に用いる薬剤。アスピリン・フェナセチンの類。ねつさまし。 ⇒げ‐ねつ【解熱】 ケネディJohn Fitzgerald Kennedy】 アメリカ合衆国第35代大統領(1961〜1963)。民主党選出。「穏健な進歩派」としてニュー‐フロンティアを唱え、米ソ和解のための外交を推進。テキサス州ダラスで遊説中暗殺。当時の司法長官で弟のロバート(1925〜1968)も、68年大統領選出馬準備中に暗殺。(1917〜1963) ケネディ 提供:毎日新聞社 ゲネプロ (Generalprobe ドイツの略)演劇・音楽の総稽古・総練習。初日直前に本番と全く同じ手順で行う。 ゲネラルパウゼGeneralpause ドイツ】 〔音〕全ての声部が一斉に休止すること。総休止。 ゲネラルバスGeneralbass ドイツ(→)通奏低音け‐ねん懸念】 (ケンネンの最初のンを表記しない形) ①〔仏〕執念しゅうねん。執着しゅうじゃく。 ②気にかかって不安に思うこと。心配。気がかり。「一抹の―を抱く」 けの毛野】 (江戸時代には誤読してケヌとも)上野こうずけ・下野しもつけ両国の古称。はじめ上毛野かみつけの・下毛野しもつけのと書き、715年(霊亀1)に諸国の国名を2字と定めてから、上野・下野と記した。 け‐の‐あらもの毛の麁物】 毛がかたい、大きな獣。神代紀「毛麁けのあらもの」↔毛の柔物にこもの け‐の‐くつ毛の沓(→)「かのくつ(靴の沓)」に同じ。 げ‐の‐げ下の下】 最低であること。最も劣っていること。 け‐の・ける蹴退ける】 〔他下一〕[文]けの・く(下二) 蹴って退かせる。浄瑠璃、関八州繋馬「頼平つつ立ち、箕田二郎をはたと―・け」 け‐の‐ごしょ褻の御所(→)常御所つねのごしょに同じ。 け‐のこ・る消残る】 〔自四〕 消え残る。万葉集19「この雪の―・る時にいざ行かな」 け‐の‐ころも褻の衣】 ふだん着る衣服。けごろも。 け‐の‐しょうぞく褻の装束‥シヤウ‥ 日常用いる装束。 けの‐しるけの汁】 根菜・山菜・焼豆腐や油揚げを味噌味で煮た汁物。小正月に食べる。青森県の郷土料理。 け‐の‐すえ毛の末‥スヱ 極めてわずかなこと。毫末ごうまつけ‐の‐にこもの毛の柔物】 毛がやわらかい、小さな獣。神代紀「毛柔けのにこもの」↔毛の麁物あらもの

広辞苑 ページ 6249 での○褻にも晴にも単語。