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こう‐け【高家・豪家】カウ‥🔗🔉

こう‐け高家・豪家カウ‥ (近世、コウゲとも。「豪」は漢音コウ。「豪家」はゴウケとも) ①家柄のよい家。摂関家や室町時代の将軍家の一族にいう。今昔物語集24「或る―の下部を雇ひて」 ②たよりとなる権門・権勢。源氏物語「大将殿をぞ―には思ひ聞ゆらむ」 ③よりどころ。口実。宇治拾遺物語9「ただ老を―にていらへをる」 ④江戸幕府の職名。幕府の儀式・典礼、朝廷への使節、伊勢神宮・日光東照宮への代参、勅使の接待、朝廷との間の諸礼をつかさどった家。室町時代以来の名家、大沢・武田・畠山・大友・吉良など26家が世襲。奥高家ともいい、官位を持たないのを表おもて高家という。 ⇒こうけ‐がま・し【高家がまし】 ⇒こうけ‐きもいり【高家肝煎】 ⇒こうけ‐だ・つ【高家立つ】 ⇒こうけ‐ば・る【高家張る】

広辞苑 ページ 6578 での高家単語。