複数辞典一括検索+![]()
![]()
さ・く【離く・放く】🔗⭐🔉
さ・く【離く・放く】
[一]〔他四〕
放つ。遠くへやる。万葉集3「この崎を独り過ぐれば見も―・かず来ぬ」
[二]〔他下二〕
①間を離す。距離をおく。允恭紀「細紋形ささらがた錦の紐を解き―・けてあまたは寝ずにただ一夜のみ」。万葉集2「鯨魚いさなとり近江の海を沖―・けて漕ぎ来る船」
②離して遠ざける。万葉集14「親は―・くれど吾は離さかるがへ」。催馬楽、貫河「柔らかに寝る夜はなくて親―・くる夫つま」
③(動詞の連用形に付いて)…して思いをはらす。万葉集19「語り―・け見―・くる人目乏しみと思ひし繁し」
④(「見―・く」などの形で)遠方に目を放つ。遠くを見やる。万葉集1「つばらにも見つつ行かむをしばしばも見―・けむ山を心なく雲の隠さふべしや」
広辞苑 ページ 7840 での【離く】単語。