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○桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿さくらきるばかうめきらぬばか🔗⭐🔉
○桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿さくらきるばかうめきらぬばか
桜の枝は切らないのがよく、梅は切るのがよいということ。「梅伐らぬ馬鹿桜伐る馬鹿」とも。
⇒さくら【桜】
さく‐らく【錯落】
入りまじるさま。
さくら‐ごろも【桜衣】
桜襲さくらがさねの衣。
⇒さくら【桜】
さくら‐じま【桜島】
鹿児島湾内の活火山島。北岳・中岳・南岳の3火山体から成り、面積77平方キロメートル。しばしば噴火し、1475〜76年(文明7〜8)、1779年(安永8)および1914年(大正3)の噴火は有名。1914年の噴火で大隅半島と陸続きとなる。
桜島(1)
提供:オフィス史朗
桜島(2)
撮影:山梨勝弘
⇒さくらじま‐だいこん【桜島大根】
さくらじま‐だいこん【桜島大根】
ダイコンの一品種。桜島地方で作出・栽培される。日本で最大。根は古くは長大、今のものは球形で周囲約90センチメートルに達する。
桜島大根
撮影:関戸 勇
桜島大根の畑
撮影:関戸 勇
⇒さくら‐じま【桜島】
さくら‐ずみ【佐倉炭】
佐倉地方で産出した木炭。クヌギ材を蒸焼きにして製した良質の黒炭くろずみ。「桜炭」とも書く。近松秋江、別れたる妻に送る手紙「火鉢の―が段々真赤に円くなつて」
⇒さくら【佐倉】
さくら‐ぜんせん【桜前線】
ソメイヨシノの開花前線。
⇒さくら【桜】
さくら‐そう【桜草】‥サウ
サクラソウ科サクラソウ属(学名プリムラ)植物の総称。種類が多く、北半球全体に約250種が知られる。春から夏にかけ白・紅・紫・黄・絞りなどの美しい5弁花を開く。その一種のサクラソウは、多年草で、川原や山地に自生する。江戸時代からの園芸品種も多く、花は変化に富み、春、白・紅・紫・絞りなどの花を開く。日本桜草。〈[季]春〉。→プリムラ。
さくらそう
サクラソウ
提供:OPO
⇒さくら【桜】
さくら‐そうご【佐倉宗吾】
江戸前期、下総佐倉藩領の義民。佐倉惣五郎(宗五郎)とも。姓は木内。印旛郡公津こうづ村の名主。領主堀田正信(1631〜1680)の悪税に悩む村民のために総代となり、江戸に出て将軍に直訴、捕らえられ、妻子と共に磔にされたという。後年、佐倉藩により口ノ明神として将門山に祀られる。歌舞伎「東山桜荘子」などに脚色。生没年未詳(一説に1653年(承応2)刑死と伝える)。
⇒さくら【佐倉】
さくら‐だ【桜田】
桜花の多く咲いている所。夫木和歌抄5「山風の色吹きおろす―の苗代水を花にせきつつ」
⇒さくら【桜】
さくらだ【桜田】
姓氏の一つ。
⇒さくらだ‐いちろう【桜田一郎】
⇒さくらだ‐じすけ【桜田治助】
さくら‐だい【桜鯛】‥ダヒ
①桜の咲く頃、産卵のため内湾の浅い所に群集して漁獲される鯛。瀬戸内海のものが有名。美味。〈[季]春〉
②ハタ科の海産の硬骨魚。全長約20センチメートル。鯛型で、背びれの第3棘と第3軟条および尾びれ上下両端の軟条が著しく長い。すこぶる鮮麗な紅色で、本州中部以南産。
サクラダイ
提供:東京動物園協会
③タイ科の海産の硬骨魚。カナリア諸島・西アフリカ産。第二次大戦後日本で食用魚として普及。
⇒さくら【桜】
さくらだ‐いちろう【桜田一郎】‥ラウ
化学者。京都生れ。京大教授。日本における高分子化学研究の先駆者。日本初の合成繊維ビニロンを発明。文化勲章。(1904〜1986)
⇒さくらだ【桜田】
さくらだ‐じすけ【桜田治助】‥ヂ‥
歌舞伎脚本作者。代々江戸劇壇の立役者。
①(初世)江戸の人。4代松本幸四郎と提携、江戸世話狂言を確立。作「御摂勧進帳ごひいきかんじんちょう」「伊達競阿国戯場だてくらべおくにかぶき」など。(1734〜1806)
②(2世)初め笠縫専助の門人。のち初世に入門。1808年(文化5)襲名。のち松島てうふと改名。(1768〜1829)
③(3世)2世の門人。初め3世松島半二。1833年(天保4)襲名。のち狂言堂左交と称。(1802〜1877)
⇒さくらだ【桜田】
さくら‐たで【桜蓼】
タデ科の多年草。畦あぜなどの水辺に生え、高さ50センチメートル内外。9月頃、淡紅色の花を穂状につけ、日本産タデ類のうち最大。
⇒さくら【桜】
サグラダ‐ファミリア【Temple Expiatori de la Sagrada Família カタルニア】
スペイン、バルセロナにある贖罪聖堂。ガウディの代表作。1882年着工、現在も建設中。聖家族教会。
さくら‐だま【桜玉】
淡青色のガラス玉に桜花などの絵をかいたもの。(嬉遊笑覧)
⇒さくら【桜】
さくらだ‐もん【桜田門】
江戸城内郭門の一つ。城の南西内濠うちぼり内に位置し、霞ヶ関の北東に当たる。旧称、小田原門。外桜田門。→江戸城門(図)。
⇒さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】
さくらだもんがい‐の‐へん【桜田門外の変】‥グワイ‥
安政7年(1860)3月3日の雪の朝、大老井伊直弼いいなおすけの安政の大獄などの弾圧政策を憎んだ水戸・薩摩の浪士ら18人が、桜田門外で直弼を暗殺した事件。
→資料:『水戸斬奸状』
⇒さくらだ‐もん【桜田門】
さくら‐ぢゃや【桜茶屋】
桜花の咲く頃、花見客をめあてに設けた茶屋。
⇒さくら【桜】
さくら‐づき【桜月】
陰暦3月の異称。
⇒さくら【桜】
さくら‐づくし【桜尽し】
①模様などに種々の桜の花を並べること。
②桜の種類を口調よく歌文中に列挙したもの。代表的なものに、地歌の長歌物で佐山検校作曲のものがある。
⇒さくら【桜】
さくら‐づけ【桜漬】
桜の花の塩漬。七分咲きの八重桜を用いて製する。梅酢を加えることもある。熱湯を注ぎ、桜湯として飲用。多く慶事に用いる。〈[季]春〉
⇒さくら【桜】
さくら‐どうろう【桜灯籠】
銅製で、桜花を透彫すかしぼりにした円形の灯籠。茶人用。
⇒さくら【桜】
さくら‐どき【桜時】
桜の花の咲く季節。はなどき。
⇒さくら【桜】
さくら‐なべ【桜鍋】
馬肉を主材料とし、味噌仕立てまたは鋤焼き風の味つけをする鍋料理。〈[季]冬〉
⇒さくら【桜】
さくら‐に【桜煮】
(→)桜煎さくらいりに同じ。
⇒さくら【桜】
さくら‐にく【桜肉】
馬肉。さくら。
⇒さくら【桜】
さくらのその【桜の園】
(Vishnevyi sad ロシア)チェーホフの戯曲。1904年初演。愛着のある領地「桜の園」を手放す地主一家と、それを競売で手に入れる新興成金とを軸に、時代の変化を描く作品。
さくら‐のり【桜海苔】
壱岐産の海苔。桜色で美味。浄瑠璃、出世景清「花にまがひの―」
⇒さくら【桜】
さくら‐ばい【桜灰】‥バヒ
佐倉炭(桜炭)の灰。煙草盆用。浮世風呂3「むしり海老を細アかにして―と見せて」
⇒さくら【桜】
さくら‐ばな【桜花】
桜の花。おうか。
⇒さくら【桜】
さくら‐ばり【桜張】
キセルの張り方の一つ。京都二条富小路の桜屋から造り出したもの。
⇒さくら【桜】
さくら‐びと【桜人】
①花見の人。桜の花をめでる人。〈[季]春〉
②催馬楽さいばらの曲名。廃絶曲。源氏物語椎本「壱越調いちこつじょうの心に―遊び給ふ」
⇒さくら【桜】
さくらひめあずまぶんしょう【桜姫東文章】‥アヅマ‥シヤウ
歌舞伎脚本。4世鶴屋南北作の世話物。1817年(文化14)江戸河原崎座初演。江戸の品川で公家の姫と自称する遊女が評判になったのを、清玄桜姫や隅田川の世界にとり入れて脚色。
さくらひめぜんでんあけぼのぞうし【桜姫全伝曙草紙】‥ザウ‥
読本よみほん。山東京伝作、歌川豊国画。5巻5冊。1805年(文化2)刊。桜姫・清玄に取材した伝奇小説。
さくら‐ふぶき【桜吹雪】
桜の花びらが吹雪のように散り乱れること。花吹雪。
⇒さくら【桜】
さくら‐ぼし【桜乾し】
味醂みりん乾しの別称。
⇒さくら【桜】
さくらま【桜間】
姓氏の一つ。
⇒さくらま‐きゅうせん【桜間弓川】
⇒さくらま‐さじん【桜間左陣】
さくらま‐きゅうせん【桜間弓川】
能楽師。シテ方金春流。初名、金太郎。左陣の次男。父の華麗な芸統を継承して東京における金春流の中心となった名手。(1889〜1957)
⇒さくらま【桜間】
さくらま‐さじん【桜間左陣】‥ヂン
能楽師。シテ方金春流。初名、伴馬ばんま。熊本藩主細川家の能役者で、1879年(明治12)以後東京に永住。宝生九郎・梅若実と共に明治三名人の一人と呼ばれた。(1835〜1917)
⇒さくらま【桜間】
さくら‐ます【桜鱒】
サケ科の硬骨魚。背は淡褐色で、側線下は銀白色。日本近海固有の魚で、特に日本海に多い。孵化後、河川で1年半過ごし、その後、銀毛ヤマメとなって降海する。河川生活をするものはヤマメと呼ばれる。マス。ホンマス。
⇒さくら【桜】
さくらまち‐てんのう【桜町天皇】‥ワウ
江戸中期の天皇。中御門天皇の第1皇子。名は昭仁てるひと。朝儀典礼の復興につとめ、また、和歌に秀で「桜町院坊中御会和歌」「桜町院御集」などがある。(在位1735〜1747)(1720〜1750)→天皇(表)
さくらまち‐の‐ちゅうなごん【桜町中納言】
平安末期の貴族、信西の子藤原成範しげのり(1135〜1187)の異称。邸内に桜の木が多く、桜町と号したのによる。
さくらまる【桜丸】
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」中の三つ子の兄弟の一人。松王丸・梅王丸の弟。菅丞相かんしょうじょうの舎人とねり。斎世ときよ親王と菅丞相の娘苅屋姫との恋を取り持ったのが丞相配流の因となったことに責任を感じて切腹。
さくら‐みそ【桜味噌】
牛蒡ごぼう・生薑しょうがなどを切り込んでまぜ、甘味を加えたなめ味噌。
⇒さくら【桜】
さくら‐むすび【桜結び】
紐の結び方。桜の花形に結んだもの。
桜結び
⇒さくら【桜】
さくら‐めし【桜飯】
(→)茶飯ちゃめし2に同じ。
⇒さくら【桜】
サクラメント【sacramento ポルトガル・ スペイン・ イタリア・sacrament イギリス】
キリストによって定められた恩恵を受ける手段・方法。カトリック教会では秘跡、ギリシア正教では機密と称し、洗礼・堅信・聖餐・赦し・病者の塗油・叙階・結婚の七つ。プロテスタントでは礼典または聖礼典(聖公会では聖奠)と称し、洗礼・聖餐の二つ。→サカラメント
サクラメント【Sacramento】
アメリカ合衆国カリフォルニア州の州都。同州中央部の盆地にあり、果実栽培・稲作などの農業地帯の中心都市。ゴールド-ラッシュで発展。人口40万7千(2000)。
さくら‐もち【桜餅】
小麦粉・白玉粉を練って薄く焼いた皮(紅白2種ある)に、餡を入れて、塩漬の桜の葉で包んだ菓子。もとは、小麦粉の皮に餡を入れ、塩漬の桜の葉で包んで蒸籠せいろうで蒸したもの。桜時に江戸長命寺で売り出したのに始まる。関西風は、蒸した道明寺粉を用いて作る。〈[季]春〉
桜餅
撮影:関戸 勇
⇒さくら【桜】
さくら‐もみじ【桜紅葉】‥モミヂ
秋になって桜の葉が紅葉すること。また、その葉。〈[季]秋〉
⇒さくら【桜】
さくら‐ゆ【桜湯】
塩漬にした桜の花に熱湯を注いだ飲物。「茶を濁す」意から茶を忌む婚礼の席などで用いる。
⇒さくら【桜】
さくら‐らん【桜蘭】
ガガイモ科の蔓性多年草。東アジアの亜熱帯に産し、日本では南西諸島に自生。葉は厚い肉質、楕円形で全縁、対生。夏、葉腋に花柄を出し、淡紅色の小花を散形花序に配列、芳香を放つ。観賞用として温室で栽培。園芸上は、属の学名ホヤで呼ぶ。毬蘭。漢名、玉蝶梅。
⇒さくら【桜】
さく‐らん【錯乱】
思考・感情などが入りまじって、頭が混乱すること。「―状態」
さくらん‐ぼう【桜ん坊・桜桃】‥バウ
(サクランボとも)
①サクラの果実の総称。
②セイヨウミザクラの果実。〈[季]夏〉。
さくらんぼう(1)
撮影:関戸 勇
さくらんぼう(2)
撮影:関戸 勇
→桜桃おうとう
さくり
切れ味よく切るさま。さっくり。
さくり【決り・刳り】
①鍬くわでうちかえした所。また、その溝・畝うね。畑のさく。行宗集「山里の―の上に尻かけて」
②騎射うまゆみの馬場の埒らちの間を最初の一騎が弓を射ずに馬を馳せて、射手の進行路を示す馬走うまばしりの足跡。馬決うまざくり。
③閾しきいや鴨居などの溝。〈日葡辞書〉
⇒さくり‐ばみ【決り食み】
さくり【噦り・吃逆】
(→)「しゃっくり」に同じ。
⇒さくり‐なき【噦り泣き・吃逆泣き】
⇒噦りもよよ
さぐり【探り】
①さぐること。「―を入れる」
②探偵。間諜。間者。
③弓弦ゆづるの矢筈やはずをかける部分を麻で巻き、少し太くした所。露つゆ。定じょう。
④刀の鞘さやにつける帯留おびどめ1の別称。
⑤〔医〕ゾンデ1の別称。
⑥〔機〕(「捜子」と書く)隙間すきまゲージの別称。
⇒さぐり‐あい【探り合い】
⇒さぐり‐あし【探り足】
⇒さぐり‐だい【探り題】
⇒さぐり‐づえ【探り杖】
⇒さぐり‐て【探り手】
⇒さぐり‐ばし【探り箸】
⇒探りを入れる
ざくり
力をこめて切るさま。ざっくり。
ざ‐ぐり【座繰・坐繰】
①糸枠いとわくに糸を巻く器具の一種。手で把手とってを回すと、歯車仕掛で糸枠が回って糸を巻きつける。
座繰
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
②ボルト・小ねじ類を使用する場合、その頭が平らに締め付けられるように、孔の周囲の上面を円形に平滑に削ること。
③座繰糸の略。
⇒ざぐり‐いと【座繰糸】
さぐり‐あい【探り合い】‥アヒ
①互いに相手の気持・様子などを探ること。
②歌舞伎で、暗がりの中を無言でさがしあう動作。歌舞伎、勧善懲悪覗機関「本釣鐘にて―の立回り」
⇒さぐり【探り】
さくり‐あ・ぐ【噦り上ぐ】
〔自下二〕
しゃくりあげる。宇治拾遺物語1「―・げてよよと泣きければ」
さぐり‐あし【探り足】
足もとを探りながら歩くこと。江見水蔭、船頭大将「杖に縋りて―の」
⇒さぐり【探り】
さぐり‐あ・てる【探り当てる】
〔他下一〕[文]さぐりあ・つ(下二)
さぐってありかを当てる。さがしあてる。「暗闇の中でスイッチを―・てる」
ざぐり‐いと【座繰糸】
座繰器にかけて取った生糸。機械糸に対していう。ざぐり。
⇒ざ‐ぐり【座繰・坐繰】
さぐり‐だい【探り題】
(→)探題たんだい2に同じ。
⇒さぐり【探り】
さぐり‐だ・す【探り出す】
〔他五〕
さぐって見つけ出す。
さく‐りつ【冊立】
①中国で、天子が諸侯を封ずること。
②勅命によって皇太子・皇后を立てること。
さぐり‐づえ【探り杖】‥ヅヱ
盲人が行先を杖で探りながら歩くこと。また、その杖。
⇒さぐり【探り】
さぐり‐て【探り手】
手で周囲にある目的の物を探し当てること。広津柳浪、黒蜥蜴「
手さぐりてに夫の手を確と握り」
⇒さぐり【探り】
さくり‐なき【噦り泣き・吃逆泣き】
(→)「しゃくりなき」に同じ。
⇒さくり【噦り・吃逆】
さぐり‐ばし【探り箸】
食事の時、器の中の食物を選り好みして箸で探す無作法な箸づかい。
⇒さぐり【探り】
さくり‐ばみ【決り食み】
①材を彫ってその中に板などをはめること。
②板をはぐ時のあわせ目。
⇒さくり【決り・刳り】













広辞苑 ページ 7865 での【○桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿】単語。