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アン‐ジッヒ【an sich ドイツ】🔗🔉

アン‐ジッヒan sich ドイツ】 ①現象から独立なそれ自らの存在(自体と訳す)。→物自体。 ②即自。フュール‐ジッヒ(対自、または向自)、アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ(即自かつ対自)とともにヘーゲル弁証法の根本概念で、事物の発展段階を示す語。即自はそれ自身の存在に即した未発展の段階、対自は即自の状態から発展し否定契機として自己の対立物が現れる段階、即自かつ対自は、その対立を止揚して統一を回復した一段高まった状態。この3段階は定立・反定立・総合(正・反・合)に対応する。

広辞苑 ページ 788 でのアンジッヒ単語。