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○里心が付くさとごころがつく🔗🔉

○里心が付くさとごころがつく 実家や故郷を恋しく思う気持になる。 ⇒さと‐ごころ【里心】 さと‐ことば里言葉】 ①いなかことば。くにことば。 ②(→)郭詞くるわことばに同じ。 さと‐ざくら里桜】 ①人里に咲く桜。↔山桜。 ②オオシマザクラから園芸的に作られた桜の一変種。ヤエザクラなど園芸品種の大部分のもととされる。花は大きく芳香があり、重弁(八重咲)のものが多い。花期がやや遅い。 さとし諭し】 ①神のつげ。神託。前兆。蜻蛉日記「立たん月に死ぬべしといふ―もしたれば」 ②言いきかせること。説諭。 さと‐しり里知り】 遊里の事情に通じていること。また、その人。 さと・す諭す】 〔他五〕 ①神仏が啓示・警告して気づかせる。源氏物語薄雲「天変しきりに―・し、世の中静かならぬは、このけなり」 ②言いきかせて納得させる。おしえみちびく。「懇懇と―・す」 さと‐すがた里姿】 里居さといの時の服装。ふだん着。宇津保物語初秋「―もひきかへず急ぎまかでつるを」 さと‐すずめ里雀】 ①人里にすむ雀。 ②遊里によく通う人。浄瑠璃、冥途飛脚「梅川に焦れて通ふ―」 さと‐ずみ里住み(→)里居さといに同じ。↔内住み さと‐だ里田】 里にある田。浄瑠璃、十二段「―へ出ては落穂を拾ひ」 さと‐だい里内】 「さとだいり」の略。りだい。 さど‐だいかん佐渡代官‥クワン 佐渡奉行の旧称。 さと‐だいり里内裏】 平安京内裏の外に、臨時に設けられた皇居。多くは、摂政・関白などの外戚がいせきの家をあてた。里内さとだいりだい。今内裏。 さと‐づき里付】 嫁入りの時、里方から付き添って来た人。 さと‐どなり里隣】 となりあっている家々。近所。宇治拾遺物語10「―の人、市をなして聞きければ」 さと‐なか里中】 里の中。万葉集11「―に鳴くなる鶏かけの」 さと‐ながれ里流れ】 里に預けた子女が、そのままその家の子女となること。 さと‐なまり里訛】 遊里や岡場所独特の言葉づかい。さとことば。 さと‐な・れる里馴れる】 〔自下一〕[文]さとな・る(下二) ①鳥獣などが人里に馴れる。拾遺和歌集雑春「あしびきの山ほととぎす―・れて」 ②遊里の風習になじむ。 さと‐ぬし里主】 ①琉球王国で貴族の下の地位。多くは定年に達して采地を領すべきなのに、父が存命なので家領を相続しない者を指す。 ②琉球王近侍の若者。親方の次位で、筑登之ちくどのの上位。里之子さとのしさと‐ぬち里中】 (サトノウチの約)(→)「さとなか」に同じ。 さど‐の‐いん佐渡院‥ヰン (承久の乱で佐渡に流されたからいう)順徳上皇の異称。 さと‐の‐こ里の子】 ①村里に住んでいる子。 ②(→)里子さとごに同じ。 さと‐の‐し里子・里之子(→)「さとぬし」2に同じ。椿説弓張月前編「すべて美童を―と称す」 さと‐の‐とね里の刀祢(→)「さとおさ」に同じ。大鏡道長「―、村の行事いできて」 ざと‐の‐ぼう座頭の坊‥バウ (→)座頭3に同じ。 さと‐はずれ里外れ‥ハヅレ 人里をはずれること。また、人里を離れた所。 さと‐ばな里端】 人里の入口。狂言、鬼が宿「この原をつうつと通り過ぐると、―に酒屋が御座る」 さと‐ばな・る里離る】 〔自下二〕 人里から離れる。源氏物語松風「ここにも、いと―・れて、わたらむことも難きを」 さと‐ばなれ里離れ】 人里を離れていること。また、その所。 さと‐ばやし里林】 里近い林。為忠百首「桜咲くうしろの方の―」 さと‐ばら里腹】 嫁に行った女が、実家に帰って思うぞんぶん食べること。 ⇒里腹三日

広辞苑 ページ 8014 での○里心が付く単語。