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さん‐じゅう【三重】‥ヂユウ🔗🔉

さん‐じゅう三重‥ヂユウ ①三つかさなっていること。みかさね。みえ。「―の塔」「二重―に過ちをおかす」 ②㋐声明しょうみょうで、低・中・高の三つの音域のうち、最も高いもの。初重・二重・三重と高くなる。 ㋑講式の曲節。基調とする音を最も高くとる部分。 ㋒平家(平曲)の曲節。基調とする音を最も高くとる部分で、ゆるやかに美しく語り、平曲中の聞かせ所。初めにやや複雑な琵琶の手を弾く。 ㋓三味線の手の一つ。浄瑠璃や長唄などで、一曲の最初、場面の変り目、一曲の終りなどに用いる。種類が多く、大三重・愁三重などの名をもつものもある。 ㋔歌舞伎の下座音楽のうち唄を伴わない三味線曲で、舞台上の役者の動きなどを音楽的に描写するもの。長唄・端唄等の転用や類型でなく、独自の曲想を持つ。対面三重・忍三重・送三重・幽霊三重・行列三重などがある。 ⇒さんじゅう‐く【三重苦】 ⇒さんじゅう‐けつごう【三重結合】 ⇒さんじゅう‐さつ【三重殺】 ⇒さんじゅう‐しょう【三重唱】 ⇒さんじゅう‐すいそ【三重水素】 ⇒さんじゅう‐そう【三重奏】 ⇒さんじゅう‐だな【三重棚】 ⇒さんじゅう‐てん【三重点】 ⇒さんじゅう‐の‐とう【三重の塔】 ⇒さんじゅう‐ぼいん【三重母音】

広辞苑 ページ 8219 での三重単語。