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しゅうえき【周易】シウ‥🔗⭐🔉
しゅうえき【周易】シウ‥
三易の一つ。中国古代、伏羲ふっき氏の画した卦か・けについて周の文王がその総説をなして卦辞かじといい、周公がこれの六爻りくこうについて細説して爻辞といい、孔子がこれに深奥な原理を付して十翼を作ったとされる。実際は古代の占術を儒家がとり入れて経書としたもの。その理論は、陰・陽二元をもって天地間の万象を説明する。陰・陽は老陽(夏)・少陽(春)・少陰(秋)・老陰(冬)の四象となり、更に乾けん・兌だ・離・震・巽そん・坎かん・艮ごん・坤こんの八卦となり、八卦を互いに相重ねて六十四卦を生ずるとなし、これを自然現象・家族関係・方位・徳目などに当て、哲学上・倫理上・政治上の説明・解釈を加えたもの。周代に大成されたから周易という。今日の易学はこれを祖述したもの。易経。
⇒しゅうえき‐しょう【周易抄】
広辞苑 ページ 9241 での【周易】単語。