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じゅう‐おう【十王】ジフワウ🔗⭐🔉
じゅう‐おう【十王】ジフワウ
〔仏〕
①十王経1に説く、冥府めいふで死者を裁くという王。すなわち秦広王・初江王・宋帝王・伍官王・閻魔えんま王・変成王・太山府君・平等王・都市王・五道転輪王の称。中有ちゅううの死者が冥府に入り、初七日に秦広王の庁に至り、以下順次に、二七にしち日・三七日・四七日・五七日・六七日・七七日・百箇日・一周年・三周年に各王の庁を過ぎて娑婆でした罪の裁断を受け、これによって来世の生所が定まるという。
②欲界の六欲天と色界の四禅天の主とを指す。初地から十地の菩薩がこの王となり、衆生しゅじょうに利益を与える。
⇒じゅうおう‐きょう【十王経】
広辞苑 ページ 9243 での【十王】単語。