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じょう【定】ヂヤウ🔗⭐🔉
じょう【定】ヂヤウ
(呉音)
①さだめること。さだまること。さだめ。正法眼蔵随聞記6「死去―なり」
②まちがいないこと。たしか。真実。本当。狂言、佐渡狐「狐は有るが―か無いが―か」。「案の―」
③範囲。程度。かぎり。平家物語5「文覚がはたらくところの―を拷してけり」
④(逆接の関係を示して)…するものの。…であっても。平家物語11「小兵といふ―、十二束三ぶせ、弓はつよし」→条じょう5。
⑤(きまった法式の意から)「その通り」「その様子」などの意を表す。今昔物語集19「此の―に念仏を申さば」。宇治拾遺物語14「この御心の―にては」
⑥(→)「さぐり(探)」3に同じ。
⑦〔仏〕(梵語samādhi; dhyānaの訳語)心を一つの対象に集中して安定させること。心の散乱を静めた瞑想の境地。禅定。三昧。
⑧評定ひょうじょう。愚管抄4「御前にて―のありけるに」
広辞苑 ページ 9585 での【定】単語。