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ぼう【坊】バウ🔗🔉

ぼうバウ (慣用音はボッ) ①㋐区画されたまち。市街。 ㋑都城制の1区画。4町四方の称。 ②春宮坊とうぐうぼうの略。源氏物語桐壺「―にもようせずはこの御子の居給ふべきなめり」 ③僧侶の住居。転じて、僧侶。源氏物語若紫「かみの聖の―に、源氏の中将わらは病まじなひにものし給ひけるを」→房3。 ④男の幼児を親しんで呼ぶ称。男の幼児の自称。古くは女児にもいう。「―や」「坊ぼっちゃん」「お花―」 ⑤ある語に添えて、親しみまたは嘲りの気持を含めて、「…な人」「…する人」の意を表す語。「風来―」

ぼん【坊】🔗🔉

ぼん】 (ボウの転) ①僧。狂言、薩摩守「はあ、あの―の言はします事わい」 ②男児の称。坊や。

[漢]坊🔗🔉

 字形  筆順 〔土部4画/7画/常用/4323・4B37〕 〔音〕ボウ〈バウ〉(呉) ボッ=(慣) [意味] ①まち。方形に区切られた町の一区域。「坊間・坊市」。都城制の、四町四方の一区画。「条坊・坊門」 ②みせ。「酒坊」 ③へや。(同)房。 ㋐役所。「東宮坊」 ㋑僧の住居。「坊舎・坊主ぼうず・僧坊・宿坊」 ④転じて、僧。「お坊さん」「御坊・武蔵むさし坊」 ⑤幼い男の子の愛称。「坊や」「坊ぼっちゃん」▶坊主頭をしていたからいう。 ⑥人を親しんで、または軽んじていう語。「風来坊・あばれん坊・寝坊ねぼう」 [解字] 形声。「土」+音符「方」(=左右に張り出す)。左右に張り出した堤防や壁の意で、「防」と同じ。のち、四角に区切った街路の意となる。 [下ツキ 隠坊・教坊・御坊・三界坊・宿坊・正覚坊・僧坊・内教坊・本因坊

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