おこり【起】 事のはじまり。もと。起源。起因。原因。源氏物語桐壺「唐土_もろこしにもかかる事の―にこそ世も乱れ悪しかりけれ」。「言葉の―」「けんかの―」

き【起】 漢詩の初めの句、特に絶句の起承転結の起。起句。

起　字形 　筆順 〔走部3画／10画／教育／2115・352F〕 []　字形 〔走部3画／10画〕 〔音〕キ(漢) 〔訓〕おきる・おこる・おこす・たつ [意味] ①おきあがる。立つ。「起床・起立・突起・躍起・隆起」 ②おこす。 ㋐高くもちあげる。「起重機・起用」 ㋑活動をおこす。はじめる。「起工式・起訴・発起_ほっき・想起」 ③おこる。はじまる。「起源・起点・起承転結・縁起_えんぎ」 [解字] 形声。「走」＋音符「巳」（＝はじめ）。立って走りはじめる意。一説に、「巳」を目じるしと解し、足の動作を示す「走」を加えて、目立たなかったものがおきあがる意とする。 [下ﾂｷ 晏起・縁起・喚起・倔起・崛起・継起・決起・蹶起・興起・再起・七転八起・惹起・振起・生起・想起・提起・凸起・突起・奮起・蜂起・発起・勃起・躍起・誘起・隆起