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しろ・む【白む】🔗🔉

しろ・む白む】 [一]〔自四〕 (シラムとも) ①白色を帯びる。白くなる。枕草子51「牛はひたひはいとちひさく、―・みたるが」 ②たじろぐ。ためらう。ひるむ。浄瑠璃、出世景清「双方―・みて控へたり」 ③にぶくなる。なまる。日葡辞書「カタナノハガシロウダ」 [二]〔他下二〕 白くする。枕草子87「衣も―・めず」。日葡辞書「コメヲシロムル」

しろ・む【窄む】🔗🔉

しろ・む窄む】 〔他下二〕 しめる。しぼる。圧縮する。倭名類聚鈔12「擣押、俗語云、之路無」

しろ‐むく【白無垢】🔗🔉

しろ‐むく白無垢】 ①上着・下着ともに白1色の服装。浄瑠璃、曾根崎「初は―死出立しにでだち」。「―の花嫁衣装」 ②白小袖。好色一代男4「下には水鹿子の―」 ⇒しろむく‐てっか【白無垢鉄火】

しろむく‐てっか【白無垢鉄火】‥クワ🔗🔉

しろむく‐てっか白無垢鉄火‥クワ 表面は上品で温厚に見えて、内実は無頼不良な者。羽織ごろつき。 ⇒しろ‐むく【白無垢】

しろ‐め【白眼・白目】🔗🔉

しろ‐め白眼・白目】 眼球の、虹彩と瞳孔とを除いた白い部分。しろまなこ。しろめだま。 ⇒白眼で見る

しろ‐め【白鑞・白目】🔗🔉

しろ‐め白鑞・白目】 (ハクロウ・ビャクロウとも) ①鑞接ろうせつ剤の一種。銅と亜鉛との合金で、鉄・アンチモン・ヒ素などを含む。銅合金・ニッケル合金・鋳鉄・鋼製の継手の鑞接に適する。黄銅鑞。 ②アンチモンを主成分としヒ素を含む鉱物。合金の中に混ぜて溶融しやすくするのに用い、また銅に混ぜれば灰黒色となり美麗。銅鉱中に含まれて産出し、産地によって伊予白目・堅白目・豊後白目などの名がある。 ③錫を主成分とする鉛との合金。鉄・亜鉛・アンチモンなどを少量含む。古くから皿・花瓶・装飾品などに用いた。ピューター。 ○白眼で見るしろめでみる 冷やかに見る。 ⇒しろ‐め【白眼・白目】

しろ‐もじ【白文字】🔗🔉

しろ‐もじ白文字】 クスノキ科の落葉低木。木全体に芳香があり、高さ約3メートル。葉は浅く3裂、雌雄異株。新葉に先だって淡黄色の小花を開く。果実は球形。種子および葉から灯油(白文字油)を採る。

広辞苑 ページ 10097