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すかり🔗🔉

すかり 刃物でたやすく切るさま。抜き差しの鮮やかなさま。滑稽本、妙竹林話七偏人「庖丁を持ち来り、六七分位な厚みに――と切並べ」

すかり🔗🔉

すかり (スガリとも) ①㋐海女あまの使用する用具。樹皮などを利用して網袋としたもの。採取した貝類・海草などを入れる。溜たまり。おだ袋。栄螺袋さざえぶくろ。 ㋑網状の魚籠びく。 ②数珠の網状のふさ。 ③(→)「しかり」に同じ。

すかり【脈窠】🔗🔉

すかり脈窠】 鉱脈内の空所。かざあな。

すがり🔗🔉

すがり ①東北地方・長野県などで、ジバチの称。→すがる。 ②九州地方で、アリの称。

すがり【尽・末枯】🔗🔉

すがり尽・末枯】 (スガルの連用形から) ①盛りを過ぎて衰えかかったもの。浄瑠璃、鎌倉三代記「花の―に夕嵐」 ②香のたち消えになったもの。好色一代女1「いつ焼たき捨ての―までも」

すがり‐つ・く【縋り付く】🔗🔉

すがり‐つ・く縋り付く】 〔自五〕 自分の支えとして、しっかりつかむ。しがみつく。「母親に―・く」

す‐かりまた【素狩股・素雁股】🔗🔉

す‐かりまた素狩股・素雁股】 鳴鏑なりかぶらがなく狩股の鏃やじりだけの矢。

スカル【scull】🔗🔉

スカルscull】 左右両側の櫂かいで漕ぐ軽いボート。また、その競漕。一人(シングル)と二人(ダブル)とがある。軽漕艇。スカール。〈[季]夏〉

すがる【蜾蠃】🔗🔉

すがる蜾蠃】 ①ジガバチの古称。美女の細腰にたとえる。万葉集16「飛び翔る―の如き腰細に取り飾らひ」 ②ジバチの異称。すがれ。 ③鹿の異称。 ⇒すがる‐おとめ【蜾蠃少女】

すが・る【尽る・末枯る】🔗🔉

すが・る尽る・末枯る】 [一]〔自四〕 ①盛りが過ぎて衰える。日葡辞書「ウリ(瓜)ガスガル」。浮世草子、好色盛衰記「身の用心の傾城買いも、―・らぬ中に分別すべし」 ②香が消えかかる。武家義理物語「―・りたれども聞き分け給へと、香わたして」 [二]〔自下二〕 ⇒すがれる(下一)

広辞苑 ページ 10489