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いせ‐ふう【伊勢風】🔗🔉

いせ‐ふう伊勢風】 芭蕉の門人岩田涼りょうと・中川乙由が伊勢に興した俳風。享保(1716〜1736)頃盛行、卑俗であったが、のち正風に還り天明中興の先駆となった。伊勢派。

いせ‐ぶね【伊勢船】🔗🔉

いせ‐ぶね伊勢船】 室町時代から江戸中期にかけて用いられた、戸立とだて造りの船首を持つ和船の形式。伊勢地方・瀬戸内などで用いられた。伊勢造り。

いせ‐へいし【伊勢平氏】🔗🔉

いせ‐へいし伊勢平氏】 桓武平氏のうち、貞盛の子維衡これひらの頃から伊勢・伊賀地方に所領をもち、この地方を基盤にした一族。正盛・忠盛・清盛に至って中央政界に進出。

いせ‐へいじ【伊勢瓶子】🔗🔉

いせ‐へいじ伊勢瓶子】 伊勢産の瓶子。酢を入れるのに用いたという。平家物語1「―(伊勢平氏とかける)はすがめ(酢がめ・眇)なりけり」

いせ‐へいや【伊勢平野】🔗🔉

いせ‐へいや伊勢平野】 三重県東部、伊勢湾沿岸に広がる平野。鈴鹿川・櫛田くしだ川などが貫流する。 ○伊勢へ七度熊野へ三度いせへななたびくまのへさんど 伊勢参り・熊野参りは幾度してもよい。信心は熱心なほどよい。 ⇒いせ【伊勢】

いせ‐ぼうふう【伊勢防風】‥バウ‥🔗🔉

いせ‐ぼうふう伊勢防風‥バウ‥ 〔植〕ハマボウフウの別称。

いせ‐ま【伊勢間】🔗🔉

いせ‐ま伊勢間】 伊勢で行われた柱間寸法。曲尺5尺8寸を1間とする。

いせ‐まいり【伊勢参り】‥マヰリ🔗🔉

いせ‐まいり伊勢参り‥マヰリ 伊勢神宮に参拝すること。近世には、春に行うことが多かった。伊勢参宮。〈[季]春〉

いせ‐みずのみ【伊勢水呑】‥ミヅ‥🔗🔉

いせ‐みずのみ伊勢水呑‥ミヅ‥ 伊勢天目いせてんもくのこと。狂言、吃り「―の古うして、はたのくわつとかけたに」

いせ‐みち【伊勢道】🔗🔉

いせ‐みち伊勢道】 伊勢の内宮・外宮間の50町を1里としたことから、距離の遠いことにいう。(和訓栞)

いせものがたり【伊勢物語】🔗🔉

いせものがたり伊勢物語】 平安時代の歌物語。作者未詳。在原業平らしき男性の一代記風の形で、色好みすなわち男女の情事を中心に風流な生活を叙した約125の説話から成る。業平の歌集を原形として生長したかという。現存の形になったのは平安中期か。在五が物語。在五中将の日記。勢語。 →抜粋[伊勢物語]

広辞苑 ページ 1081