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そこ‐ら【許多】🔗🔉

そこ‐ら許多】 [一]〔名〕 あまた。たくさん。ここら。竹取物語「―の年比としごろ」 [二]〔副〕 甚だ。源氏物語「―広き野に」

そこ‐ら【其処等】🔗🔉

そこ‐ら其処等】 〔代〕 ①その近辺。そのあたり。「―に落ちていないか」 ②その程度。「―でやめなさい」 ③(数量を表す語に「か」か「や」が付いた後に使い)その程度では事足りなかったり、大体その前後だったりする意を表す。「二十や―の若造」

そこら‐く【許多】🔗🔉

そこら‐く許多】 〔副〕 (その程度、の意から転じて、かなりの数量・度合を表すようになった)たくさん。ひどく。万葉集9「この篋くしげ開くなゆめと―に堅めし事を」

そこり【底り】🔗🔉

そこり底り】 そこること。潮干。洒落本、客衆肝照子きゃくしゅきもかがみ「―でござりますから、大桟橋から召しまし」

そこ‐り【底滓】🔗🔉

そこ‐り底滓】 (ソコオリの約)底にたまった滓おり

そこ・る【底る】🔗🔉

そこ・る底る】 〔自四〕 潮がひいて海底が出る。干潟となる。人情本、春色辰巳園「もやひの舟の塩ざかひ、さす、ひく、―・る、にじる程深く」

そこ‐われ【底割れ】🔗🔉

そこ‐われ底割れ】 景気が低迷し、底値と考えられていた値よりもさらに相場が下がること。 ○底を入れるそこをいれる ①酒を十分に飲む。誹風柳多留57「すいもののふたで上戸はそこを入れ」 ②(取引用語)底値になる。 ⇒そこ【底】 ○底を打つそこをうつ 相場が安くなり、それ以上は下がらない状態となる。↔天井を打つ ⇒そこ【底】 ○底を押すそこをおす 念を押す。 ⇒そこ【底】 ○底を突くそこをつく ①(取引用語)底値になる。 ②たくわえてあるものがなくなる。払底する。「物資が―」 ⇒そこ【底】 ○底を叩くそこをはたく 財布などの中身を出し尽くす。 ⇒そこ【底】 ○底を払うそこをはらう 「底を叩く」に同じ。→底(成句) ⇒そこ【底】 ○底を割るそこをわる ①腹の底を明かしてみせる。「底を割って話す」 ②(取引用語)底値と思われたところよりなお下がる。 ⇒そこ【底】

広辞苑 ページ 11567