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そで‐かぶり【袖被り】🔗🔉

そで‐かぶり袖被り】 葬送の際、女性が着物の左袖をかぶる習俗。白い袋や綿帽子をかぶることもある。頭掛つむりかけ。色被衣いろかつぎ

そで‐かべ【袖壁】🔗🔉

そで‐かべ袖壁】 門や出入口などの両脇の小さい壁。

そで‐がらみ【袖搦み】🔗🔉

そで‐がらみ袖搦み】 江戸時代、罪人を捕らえるのに用いた三つ道具の一つ。長柄の先に多くの鉄叉てっさを上下につけ、袖などにからませて引き倒した。錑もじり。狼牙棒ろうげぼう→刺股さすまた→突棒つくぼう 袖搦み

そで‐がわら【袖瓦】‥ガハラ🔗🔉

そで‐がわら袖瓦‥ガハラ (→)螻羽けらばに同じ。

そで‐かんばん【袖看板】🔗🔉

そで‐かんばん袖看板】 建物から突き出して掲げる看板。

そ‐てき【祖逖】🔗🔉

そ‐てき祖逖】 東晋の武将。字は士稚。元帝に北伐を説き、自ら将として長江を渡り後趙の石勒せきろくと戦い、黄河以南を晋の領土として回復した。(266〜321)

そで‐ぎちょう【袖几帳】‥チヤウ🔗🔉

そで‐ぎちょう袖几帳‥チヤウ 袖を挙げて顔をおおいかくすこと。袖屏風そでびょうぶ。能因本枕草子頭中将のそぞろなる「―など取りのけて」

そで‐ぐくみ【袖含み】🔗🔉

そで‐ぐくみ袖含み】 袖に包むこと。源氏物語末摘花「火をただほのかに入れて―にもたり」

そで‐ぐくり【袖括り】🔗🔉

そで‐ぐくり袖括り】 狩衣かりぎぬ・小直衣このうし・水干・鎧直垂よろいひたたれなどの、端袖はたそでの袖口のくくり緒。大針・小針の順に交互に刺し、その端を袖の下に垂れて露つゆという。もと、この緒を締めて袖口をくくり、狩猟・演武などをしやすくしたが、のち一種の装飾となる。

そで‐ぐち【袖口】🔗🔉

そで‐ぐち袖口】 袖の端の手首の出る部分。宇津保物語楼上上「―長やかに差出でたる」。「―がすり切れる」

そで‐くらべ【袖較べ】🔗🔉

そで‐くらべ袖較べ】 商人などが価をきめる時、他人に知られないように袖と袖とを差し合わせ、手を握って指で価格の合図をしあうこと。また、その取引が行われる場所。宇治拾遺物語5「四の宮河原といふ所にて、―といふ商人集まる所あり」

広辞苑 ページ 11606