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袖の梅】🔗🔉

袖の梅】 江戸時代、吉原名物の酔いざましの薬。頭痛や食傷にも効があったという。誹風柳多留4「―飲んで上着のままで寝る」 そで‐の‐うら

袖の浦】🔗🔉

袖の浦】 涙にぬれた袖を浦にみたてていう語。小大君集「わが身こそ心にしみて―のひる時もなくあはれなれ」 そで‐の‐うら

袖の浦】🔗🔉

袖の浦】 ①神奈川県鎌倉市南西部、稲村ケ崎西側の海岸の称。袖ケ浦。 ②山形県西田川郡袖浦村(現、酒田市)の赤川の西部。(歌枕) そで‐の‐お

袖の緒】‥ヲ🔗🔉

袖の緒‥ヲよろいの袖の、袖付の緒・懸緒・受緒うけお・水呑緒みずのみのおの総称。 そで‐の‐か

袖の香】🔗🔉

袖の香】 袖にうつり染みたかおり。源氏物語蓬生「忍びやかにうち身じろぎ給へるけはひも、―も」 そで‐の‐かみ

袖の紙】🔗🔉

袖の紙】 女性が袂たもとなどに入れておく、鼻紙。杉原紙の類。 そで‐の‐こ

袖の子】🔗🔉

袖の子】 (托鉢僧が米を袖で乞い受けるからいう)稲の異称。 そで‐の‐こおり

袖の氷】‥コホリ🔗🔉

袖の氷‥コホリ 涙にぬれた袖のこおること。後撰和歌集「思ひつつ寝なくにあくる冬の夜の―は解けずもあるかな」 そで‐の‐しがらみ

袖の柵】🔗🔉

袖の柵】 流れる涙をとどめる袖を、しがらみにたとえていう語。源氏物語「まして―せきあへぬまで」 そで‐の‐しずく

袖の雫】‥シヅク🔗🔉

袖の雫‥シヅク 袖にかかる涙。伊勢物語「涙にぞ濡れつつしぼる世の人のつらき心は―か」 そで‐の‐した

袖の下】🔗🔉

袖の下】 ①袖の下部。 ②(袖の下からひそかに贈る意)内証で物をもらい、または贈ること。賄賂わいろ。誹風柳多留12「―やらぬとばばあ長座する」。「―を使う」 ③心付け。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「女中とまりの―小まんといふ名でほつほつと」 そで‐の‐たきつせ

袖の滝つ瀬】🔗🔉

袖の滝つ瀬】 袖に涙がさかんにかかること。 そで‐の‐つゆ

袖の露】🔗🔉

袖の露】 袖にかかる露。多く袖が涙にぬれるのにいう。新古今和歌集「おきあかす秋の別れの―」 そで‐の‐つらら

袖の垂氷】🔗🔉

袖の垂氷】 袖がぬれて凍ること。また、涙のためにぬれた袖が凍ること。永久百首「われらが中はしぐれつつ―もむすぼほれ」 そで‐の‐とめき

広辞苑 ページ 11611