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たて‐ばな【立て花】🔗🔉

たて‐ばな立て花】 ①花瓶に花を挿し立てて、仏前に飾ること。立華りっか。和泉式部集「比叡の山の念仏の―になんもてまかる」 ②室町中期の華道初期の写実的様式の称。立花りっか・砂の物・胴束どうづかの三形式がある。古立華。 ③「華」の字を「花」の字と区別して呼ぶ称。

たてばやし【館林】🔗🔉

たてばやし館林】 群馬県南東部の市。もと秋元氏6万石の城下町。文福茶釜で有名な茂林寺がある。人口7万9千。

たて‐はら【立て腹】🔗🔉

たて‐はら立て腹】 ①腹を立てること。りっぷく。 ②よく立腹する人。源平盛衰記11「―なる人の習ひ心浅くして」

たて‐ばんこ【立版古】🔗🔉

たて‐ばんこ立版古】 厚紙を切り抜き、風景や芝居の一場面などを立体的に組み立てた起し絵。〈[季]夏〉

たて‐ひ【竪樋】🔗🔉

たて‐ひ竪樋】 ①(溜池の底から樋を立ち上げることから)溜池から灌漑用の水を水路に流すための簡易な装置。底樋ととともに用いられる。 ②〔建〕 ⇒たてどい

たて‐ひき【立引・達引】🔗🔉

たて‐ひき立引・達引】 ①義理や意気地を立て通して張り合うこと。意地を立て通すこと。洒落本、辰巳之園「吉原に意気地あれば、此土地に―有り」 ②意地の張り合いからおこるもめごと、談判、喧嘩。歌舞伎、韓人漢文手管始「若ひ奴等やつらが不調法な―」 ③主に遊女が客の遊興費などを立て替えること。人に振舞いをしたり、肩入れをしたりすること。通言総籬つうげんそうまがき「さよじさんに一本かりて、―をしてあげてやつたに」 ⇒たてひき‐ずく【立引尽】

広辞苑 ページ 12251