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たゆう‐なり【大夫なり】タイフ‥🔗🔉

たゆう‐なり大夫なりタイフ‥ 遊女が大夫に出世すること。傾城禁短気「花紫と我等は―の口明より」 ⇒たゆう【大夫・太夫】

たゆう‐の‐ほうがん【大夫判官】タイフ‥ハウグワン🔗🔉

たゆう‐の‐ほうがん大夫判官タイフ‥ハウグワン 五位の検非違使尉けびいしのじょう。平家物語10「―仲頼六条河原に出で向つて」 ⇒たゆう【大夫・太夫】

たゆう‐もと【太夫元・大夫元】タイフ‥🔗🔉

たゆう‐もと太夫元・大夫元タイフ‥ 演芸・歌舞伎の興行人。座元が兼ねることもある。世間胸算用3「今日はその座元、明日はこの―」 ⇒たゆう【大夫・太夫】

たゆ・し【弛し・懈し】🔗🔉

たゆ・し弛し・懈し】 〔形ク〕 ①疲れゆるんで元気がない。だるい。万葉集12「わが紐の緒の結ふ手―・しも」 ②心のはたらきが鈍い。気がきかない。紫式部日記「例のさいふとも日たけなむと、―・き心どもは、たゆたひて」

たゆた【揺】🔗🔉

たゆた】 気持が揺れて定まらないさま。万葉集7「吾が心ゆたに―に」

たゆたい【揺蕩】タユタヒ🔗🔉

たゆたい揺蕩タユタヒ たゆたうこと。万葉集2「大船の泊つるとまりの―に物思ひ痩せぬ人の児ゆゑに」

たゆた・う【揺蕩う】タユタフ🔗🔉

たゆた・う揺蕩うタユタフ 〔自五〕 ①かなたこなたへゆらゆらと動いて定まらない。ただよう。万葉集11「大船の―・ふ海に重石いかりおろし」 ②心が動いて定まらない。ためらう。躊躇する。栄華物語浦々別「つつましき世の有様なれば思し―・ふべし」

たゆみ【弛み】🔗🔉

たゆみ弛み】 ゆるむこと。おこたり。油断。源氏物語若菜上「関守の固からぬ―にや」 ⇒たゆみ‐な・い【弛み無い】

たゆみ‐な・い【弛み無い】🔗🔉

たゆみ‐な・い弛み無い】 〔形〕[文]たゆみな・し(ク) 気持がゆるまない。なまけない。油断しない。とだえることがない。源氏物語花宴「さも―・き御忍び歩きかなと突きしろひつつ」。「―・い努力」 ⇒たゆみ【弛み】

広辞苑 ページ 12383