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作り道】🔗🔉

作り道】 新しく作った道。特に、京都市四ッ塚と鳥羽との間の、鳥羽の作り道を指すことが多い。 ⇒つくり【作り・造り】 つくり‐みょうが

作り冥加】‥ミヤウ‥🔗🔉

作り冥加‥ミヤウ‥ 耕作物に対する神仏の冥加。狂言、夷毘沙門「商ひ冥加―万の幸あらする釣針を」 ⇒つくり【作り・造り】 つくり‐もの

作り物】🔗🔉

作り物】 ①人の作ったもの。人造物。 ②農作物。 ③種々の物の形を模して作った飾り物。 ④似せて作ったもの。まがいもの。偽物。 ⑤祭の時などに人形などを飾って公衆に見せるもの。 ⑥能や狂言で舞台に据える、舟・車塚・山・宮・釣鐘などを模して作った道具。 能の作り物・半蔀屋 撮影:神田佳明 能の作り物・鐘 撮影:神田佳明(アイ・山本東次郎家) ⇒つくり【作り・造り】 つくり‐ものがたり

作り物語】🔗🔉

作り物語】 物語の一種。歌物語に対する。仮作の物語。つくりばなし。 ⇒つくり【作り・造り】 つくり‐やっこ

作り奴】🔗🔉

作り奴】 草履取の奴。立髪たてがみで頬髭などを作りつけた奴。 ⇒つくり【作り・造り】 つくり‐やまい

作り病】‥ヤマヒ🔗🔉

作り病‥ヤマヒ 病気といつわること。つくりびょうき。仮病けびょう⇒つくり【作り・造り】 つくりやま‐こふん

造山古墳】🔗🔉

造山古墳】 岡山市にある5世紀前半の前方後円墳。墳長360メートルで、吉備地方最大。通称、造山ぞうざん古墳。 つくり‐やまぶし

作り山伏】🔗🔉

作り山伏】 にせの山伏。謡曲、安宅「判官殿十二人の―となつて」 ⇒つくり【作り・造り】 つくり‐わらい

作り笑い】‥ワラヒ🔗🔉

作り笑い‥ワラヒ おかしくもないのにわざと笑うこと。そら笑い。 ⇒つくり【作り・造り】 つく・る

作る・造る】🔗🔉

作る・造る】 〔他五〕 材料にあれこれ手を加えて目的の物をこしらえ出す。 ➊別の新しいものを生み出す。 ①こしらえる。くみたてる。万葉集2「吾大王わごおおきみの万代と思ほしめして―・らしし香具山の宮」。日葡辞書「イエヲツクル」。「船を―・る」 ②耕作する。栽培する。古事記「山田を―・り」。万葉集6「泊瀬女の―・る木綿花」 ③かもす。醸造する。倭名類聚鈔16「酎、漢語抄云、豆久利加倍世流佐介」。狂言、伯母が酒「当年もまた酒―・らせられてござるか」 ④ある形にととのえる。かたちづくる。源氏物語「手を―・りて額にあてつつ見奉りあげたるも」。源氏物語夕顔「文章博士召して願文―・らせ給ふ」。大鏡時平「このおとどの―・らせ給ひける詩」。「列を―・る」 ⑤ある結果を生じさせる。源氏物語澪標「はかなき事のなさけも更に―・らず」。日葡辞書「ツミヲツクル」 ⑥子をうむ。出産する。 ⑦設立する。創造する。日葡辞書「デウス、テンチヲナキトコロヨリツクリタマウ」。「研究会を―・る」 ⑧料理する。宇津保物語吹上上「俎どもたてて魚鳥―・る」。「刺身に―・る」 ⑨治める。経営する。神代紀「力を戮あわせ心を一つにして天下を経営つくる」 ⑩育てる。養成する。「後継者を―・る」 ⑪囲碁で、うち終わった後に盤面を整理して双方の地を数え、勝敗を明らかにする。 ➋無いものをあるようにする。 ①その様に似せてこしらえる。源氏物語少女「恥ぢらひてすこしそばめ給へる側目かたわらめつらつきうつくしげにて取由とりゆの手つきいみじう、―・りたる物の心地するを」。「庭を秋の野に―・る」 ②いつわってその風をする。源氏物語夕顔「いひ紛らはしてまた人なきさまを強ひて―・り侍り」。「泣き顔を―・る」「声を―・る」 ③無いことを有るように述べる。仮作する。源氏物語帚木「目に見えぬ鬼の顔などの、おどろおどろしく―・りたるものは」。「うそを―・る」 ④しつらえる。ととのえかざる。源氏物語明石「御車は二なく―・りたれど所せしとて御馬にて出で給ふ」 ⑤化粧する。おつくりをする。伊勢物語「はじめこそ心にくも―・りけれ、今はうちとけて」。日葡辞書「ヲンナノマユヲツクル」。「顔を―・る」 ➌鬨ときの声をあげる。報ずる。保元物語「西の河原にときをどつと―・ること三ヶ度なり」。「鶏がときを―・る」 ◇広く一般には「作」を使い、「造」は、主として大規模で工業的な物、有形の物をこしらえる場合に使う。 つくる‐かね

広辞苑 ページ 13132