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つや‐め・く【艶めく】🔗⭐🔉
つや‐め・く【艶めく】
〔自五〕
①つやつやして見える。枕草子40「濃きもみぢの―・きて」
②おせじのように見える。
③色っぽくなる。
つや‐もの【艶物】🔗⭐🔉
つや‐もの【艶物】
義太夫節の用語。浄瑠璃などの、男女の恋愛・情事についての語り物。
⇒つやもの‐がたり【艶物語り】
つやもの‐がたり【艶物語り】🔗⭐🔉
つやもの‐がたり【艶物語り】
(→)「艶語り」に同じ。
⇒つや‐もの【艶物】
つや‐やか【艶やか】🔗⭐🔉
つや‐やか【艶やか】
つやがあって美しいさま。うるおいがあってつやつやしているさま。枕草子144「桃の木のわかだちて、…濃く―にて蘇芳すおうの色なるが」。「―な黒髪」
つや‐ら・し【艶らし】🔗⭐🔉
つや‐ら・し【艶らし】
〔形シク〕
①おせじがよい。見せかけがよい。好色五人女1「勤めの―・しきことはなくて」
②つやつやして光沢がある。
つゆ【液・汁】🔗⭐🔉
つゆ【液・汁】
①液汁。しる。水気。
②吸物のしる。
③煮汁にじる。
④つけ汁。
つゆ【露】🔗⭐🔉
つゆ【露】
[一]〔名〕
①空気が冷えて露点以下に達し、大気中の水蒸気が地物の表面に凝結した水滴。〈[季]秋〉。万葉集2「―こそば朝に置きて夕には消ゆと言へ」。「―にぬれる」
②涙にたとえていう語。伊勢物語「わが袖は草の庵にあらねども暮るれば―の宿りなりけり」
③わずかなこと。源氏物語帚木「―にても心に違ふ事はなくもがな」。「―の間ま」
④はかなく消えやすいこと。「―のいのち」「断頭台の―と消える」
⑤紐などの垂れた先端の称。
㋐水干・狩衣かりぎぬなどの袖ぐくりの緒の垂れた端。
㋑帳とばり・几帳きちょうなどの上差うわざしの緒やのれんの乳ちのあまりの両端に垂れた部分。
㋒巻物や掛軸の留め紐の先端。また、そこにつける装飾的な金具。→大和表具(図)。
㋓太刀の兜金かぶとがねの眼めから下げる腕貫うでぬきの緒の先端につける金物。露金物。→太刀(図)。
㋔茶杓の先端。→茶杓(図)。
⑥豆板銀まめいたぎんのこと。つゆがね。好色一代男1「前巾着に細かなる―を盗み溜めて」
[二]〔副〕
(下に打消の語を伴って)少しも。まったく。今昔物語集1「家貧しくて―供養し奉るべき物なし」。「そうとは―知らず」「―疑わなかった」
⇒露打つ
⇒露凝る
広辞苑 ページ 13269。