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居乍ら・坐ら】ヰ‥🔗🔉

居乍ら・坐らヰ‥ ①すわったままで。その場で、即座に。平家物語12「―七枚の起請文をかいて」 ②動かず。外に出ず。「―にして世界を知る」 い‐なが・れる

居流れる】ヰ‥🔗🔉

居流れるヰ‥ 〔自下一〕[文]ゐなが・る(下二) ①身分の順序に長く並んですわる。居並ぶ。列座する。太平記12「左右に―・れて」 ②歌舞伎で、舞台に多数の俳優が順序よく整列する。 ③芝居の裏方が、幕があいても各自の部屋に下がらず、舞台裏で待機して並ぶ。「すぐ幕だから―・れていて下さい」 いなか‐わざ

田舎業】ヰナカ‥🔗🔉

田舎業ヰナカ‥ いなかめいたこしらえ。田舎風のしわざ。田舎細工。源氏物語須磨「弾棋たぎの具など―にしなして」 ⇒いなか【田舎】 いなか‐わすれ

田舎忘れ】ヰナカ‥🔗🔉

田舎忘れヰナカ‥ 都会に出て田舎の生活を忘れること。 ⇒いなか【田舎】 いなか‐わたらい

田舎渡らい】ヰナカワタラヒ🔗🔉

田舎渡らいヰナカワタラヒ 地方を回って生活すること。田舎に出てかせぐこと。田舎回り。伊勢物語「―しける人の子ども」 ⇒いなか【田舎】 いな‐ぎ

稲木】🔗🔉

稲木(→)「いねかけ」に同じ。狂言、狐塚「さらば鳴子を―へゆひ付けう」 いな‐ぎ

稲城】🔗🔉

稲城】 (古く清音) ①稲を家の周囲に積んで急場の矢防ぎとしたもの。古事記「―を作りて待ち戦ひき」 ②稲の束を貯蔵する小屋。〈[季]秋〉 ⇒いなぎ‐むすび【稲城結び】 いなぎ

稲城】🔗🔉

稲城】 東京都南西部、多摩川南岸の市。水田とナシ園を主とする農業地帯であったが、近年丘陵部を中心に住宅地化が進行。人口7万6千。 いな‐ぎ

稲置】🔗🔉

稲置】 ①古代の下級地方官。隋書東夷伝に「八十戸置一伊尼翼いなぎ如今里長也。十伊尼翼属一軍尼くに」とある。 ②八色姓やくさのかばねの第8位。 いな‐ぎし

稲ぎし】🔗🔉

稲ぎし】 蝗いなごの異称。稲ぎち。 いな‐ぎとう

稲祈祷】‥タウ🔗🔉

稲祈祷‥タウ 稲作の風水害・病虫害を除き、豊作を祈る祈祷。 いなぎ‐むすび

広辞苑 ページ 1337