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いなび‐の【稲日野】🔗🔉

いなび‐の稲日野(→)印南野いなみのに同じ。万葉集3「―も去き過ぎかてに思へれば」

いな・ぶ【辞ぶ・否ぶ】🔗🔉

いな・ぶ辞ぶ・否ぶ】 〔他上二〕 (感動詞イナに動詞構成の接尾語ブの付いたもの。後、四段活用に転じた)承知しない。ことわる。源氏物語若菜上「かたく―・ぶるをせめ給へば」

いな‐ぶき【稲葺】🔗🔉

いな‐ぶき稲葺】 屋根を稲藁わらで葺くこと。また、その屋根。わらぶき。夫木和歌抄12「―の山田の庵に」

いな‐ぶし【伊那節】🔗🔉

いな‐ぶし伊那節】 長野県伊那地方の民謡。歌詞「天竜下ればしぶきに濡れる。持たせやりたや桧笠」は大正年間の新作。御岳節。

いな‐ぶね【稲舟】🔗🔉

いな‐ぶね稲舟】 刈った稲を積んで運ぶ舟。〈[季]秋〉。義経記7「―のわづらふは最上川の早き瀬」 ⇒いなぶね‐の【稲舟の】

いなぶね‐の【稲舟の】🔗🔉

いなぶね‐の稲舟の】 〔枕〕 (同音の反復、また軽舟であるところから)「いな(否)」「かろし」にかかる。古今和歌集東歌「最上川のぼればくだる―いなにはあらずこの月ばかり」 ⇒いな‐ぶね【稲舟】

いな‐ぶら【稲ぶら】🔗🔉

いな‐ぶら稲ぶら】 イナムラの転。

いなべ🔗🔉

いなべ 三重県最北端の市。名古屋に近く、自動車関連産業が立地。人口4万6千。

い‐なべ【鋳鍋】🔗🔉

い‐なべ鋳鍋】 溶融した鉄を入れて鋳型に注入するのに用いる容器。取鍋とりべ

いな‐べ【稲贄】🔗🔉

いな‐べ稲贄】 (ベはニヘの略)神に供える稲の初穂。

いな‐ほ【稲穂】🔗🔉

いな‐ほ稲穂】 (イナボとも) ①稲の穂。〈[季]秋〉。「―の波」 ②紋所の一つ。稲穂にかたどったもの。いねぼ。

いな‐ぼんち【伊那盆地】🔗🔉

いな‐ぼんち伊那盆地】 長野県南部、天竜川に沿って南北に細長く伸びる盆地。西を中央アルプス、東を南アルプスが囲む。伊那平いなだいら。伊那谷。

いなみ‐の【印南野】🔗🔉

いなみ‐の印南野】 兵庫県加古川市から明石市にかけての台地。(歌枕)拾遺和歌集「女郎花おみなえし我に宿かせ―のいなといふともここをすぎめや」

広辞苑 ページ 1344