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いぼた‐の‐き【水蝋樹・疣取木】🔗🔉

いぼた‐の‐き水蝋樹・疣取木】 モクセイ科の落葉低木。山地に自生。5月頃、ギンモクセイに似た芳香ある白花を穂状につけ、晩秋に黒紫色の核果となる。樹皮上にイボタロウカイガラムシがつき、これから「いぼた蝋」を採る。材は緻密で器具の柄などに用い、または薪炭材とする。 いぼたのき ⇒いぼた【疣取・水蝋】

いぼた‐の‐むし【水蝋虫】🔗🔉

いぼた‐の‐むし水蝋虫】 イボタガの幼虫。体長約6センチメートル。4〜5月頃現れ、イボタノキ・モクセイなどの葉を食害。芋虫状で、黄緑色、背面は青白色。長い4本の肉角がある。 イボタの虫 撮影:海野和男 ⇒いぼた【疣取・水蝋】

いぼた‐ろう【水蝋樹蝋・虫白蝋】‥ラフ🔗🔉

いぼた‐ろう水蝋樹蝋・虫白蝋‥ラフ イボタロウカイガラムシの雄の幼虫の分泌した蝋を加熱溶融し、冷水中で凝固させたもの。蝋燭の製造、丸薬の外装、生糸・織物・家具の光沢づけ、また、止血・強壮剤とされた。いぼた。 ⇒いぼた【疣取・水蝋】

いぼたろう‐かいがらむし【水蝋樹蝋介殻虫】‥ラフ‥🔗🔉

いぼたろう‐かいがらむし水蝋樹蝋介殻虫‥ラフ‥ カメムシ目カタカイガラムシ科の昆虫。イボタノキ・トネリコなどに寄生する。雄蛹さなぎは白い綿状の蝋塊の中にすむ。これを蝋燭・薬品などの原料として利用した。雌は直径約1センチメートルの球状となる。イボタロウムシ。イボタカイガラムシ。 ⇒いぼた【疣取・水蝋】

い‐ぼとけ【鋳仏】🔗🔉

い‐ぼとけ鋳仏】 金属で鋳造した仏像。〈日葡辞書〉

いぼとり‐ぐさ【疣取草】🔗🔉

いぼとり‐ぐさ疣取草】 イボクサの別称。

いぼ‐むし【疣虫】🔗🔉

いぼ‐むし疣虫】 カマキリの異称。

いぼ‐むしり【疣毟り】🔗🔉

いぼ‐むしり疣毟り】 (この虫でいぼを撫でれば、なくなるとの俗説から)カマキリの異称。いぼうじり。〈[季]秋〉

いぼ‐め【疣目】🔗🔉

いぼ‐め疣目】 胼胝たこの別称。

いぼ‐ゆい【疣結い】‥ユヒ🔗🔉

いぼ‐ゆい疣結い‥ユヒ 縄または紐の結び目を疣のように突き出した結び方。いぼゆわい。いぼい。

広辞苑 ページ 1403