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いみ‐ことば【忌詞・忌言葉】🔗🔉

いみ‐ことば忌詞・忌言葉】 ①不吉な意味や連想をもつところから、忌みはばかって使用を避ける語。斎宮での「仏」「経」「僧」などや婚礼の際の「去る」「切る」「帰る」などの類。 ②1の代りに用いる語。斎宮では「仏」を「中子なかご」、「経」を「染紙」、「僧」を「髪長かみなが」といい、一般にも「病気」を「歓楽」、「4」を「よ」「よん」、「硯箱」「擂鉢」をそれぞれ「あたり箱」「あたり鉢」、「梨」を「有りの実」という類。いまいごと。

いみ‐ごめん【忌御免】🔗🔉

いみ‐ごめん忌御免】 江戸時代、喪中に出仕を許すこと。

いみ‐ざし【斎刺】🔗🔉

いみ‐ざし斎刺】 祭を営む場所を清めた標示として、村境などにサカキの枝などを立てること。

いみ‐さぶらいや【斎侍屋】‥サブラヒ‥🔗🔉

いみ‐さぶらいや斎侍屋‥サブラヒ‥ 伊勢神宮で、潔斎する人のいる建物。

いみ・じ🔗🔉

いみ・じ 〔形シク〕 (イ(忌)ムの形容詞形で、禁忌として決して触れてはならないと感じられるというのが原義。転じて、極度に甚だしい意で、善にも悪にもいう。平安物語文学などでさかんに使われ、漢文訓読体や軍記物語ではほとんど使われない) ①(忌避したいものの程度が甚だしい意)大変悲しい、つらい、困った、恐ろしい、情けない、など。蜻蛉日記「いといたく痩せ給ふを見るなむいと―・じき」。源氏物語若紫「あな―・じや。いとあやしき様を人や見つらん」 ②(讃美したいものの程度が甚だしい意)たいそううれしい、すばらしい、立派だ、など。竹取物語「―・じからむ心地もせず、悲しくのみある」。源氏物語桐壺「―・じき絵師」 ③(修飾語として、被修飾語の持つ属性の程度の甚だしいことを示す)はなはだしい。たいそうな。竹取物語「―・じく静かに公に御文奉り給ふ」。宇津保物語忠乞「―・じき恥」

いみじく‐も🔗🔉

いみじく‐も 〔副〕 (「いみじ」の連用形に助詞「も」の付いたもの)まことにうまく。適切に。「―言い得た」

いみ‐しまだ【忌島田】🔗🔉

いみ‐しまだ忌島田(→)忌中きちゅう島田に同じ。

いみ‐しん【意味深】🔗🔉

いみ‐しん意味深】 「意味深長」を略した俗語。「―なもの言い」

いみ‐しんちょう【意味深長】‥チヤウ🔗🔉

いみ‐しんちょう意味深長‥チヤウ [朱熹、論語序説]意味が深く、含蓄のあること。言外に意味のあること。「―な言葉」

広辞苑 ページ 1422