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とり‐あ・う【取り敢ふ】‥アフ🔗🔉

とり‐あ・う取り敢ふ‥アフ 〔自他下二〕 ①間にあう。間にあわせる。ととのえる。源氏物語少女「青摺の紙、よく―・へて」 ②たまたまそこにある。ありあわせる。いあわせる。蜻蛉日記「御供の人は―・へけるにしたがひて、京のうちの御歩きよりもいと少なかりつる」 ③取ることができる。取る間がある。多くは打消の語を伴い、あわただしい、余裕がない、などの意に用いる。伊勢物語「蓑も笠も―・へで」

とり‐あえ‐ず【取り敢えず】‥アヘズ🔗🔉

とり‐あえ‐ず取り敢えず‥アヘズ 〔副〕 (「取りも敢えず」とも。事態に十分対応できないので、の意) ①たちまちに。たちどころに。源氏物語須磨「高潮といふものなん、―人そこなはるる」 ②さしあたって。まず。一応。「―返事をしておく」

とりあげ‐おや【取上げ親】🔗🔉

とりあげ‐おや取上げ親】 取上げ婆、すなわち産婆を仮親かりおやとすること。また、その産婆。子取親。 ⇒とり‐あげ【取上げ】

広辞苑 ページ 14345