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なき‐ほん【泣本】🔗🔉

なき‐ほん泣本】 初期人情本の別称。男女の悲恋や生活苦などを描いて読者を泣かせようとする作風が多かったのでいう。

なき‐まさ・る【泣き勝る】🔗🔉

なき‐まさ・る泣き勝る】 〔自四〕 ますますはげしく泣く。源氏物語柏木「いとど―・り給ひて」

なき‐まど・う【泣き惑ふ】‥マドフ🔗🔉

なき‐まど・う泣き惑ふ‥マドフ 〔自四〕 前後もわきまえぬほどひどく泣く。源氏物語桐壺「さぶらふ人々の―・ひ」

なき‐まね【泣き真似】🔗🔉

なき‐まね泣き真似】 泣くまねをすること。そらなき。

なき‐まね【鳴き真似】🔗🔉

なき‐まね鳴き真似】 動物の鳴き声をまねること。「鶏の―」

なき‐み【亡き身】🔗🔉

なき‐み亡き身】 死んだ人。亡きひと。金葉和歌集「ふたおやながら―とを知れ」

なき‐みそ【泣き味噌】🔗🔉

なき‐みそ泣き味噌】 ちょっとしたことにもよく泣くこと。また、その人。泣き虫。

なき‐み・つ【泣き満つ】🔗🔉

なき‐み・つ泣き満つ】 〔自四〕 一座みな泣く。源氏物語賢木「宮のうちゆすりてゆゆしう―・ちたり」

なき‐み・つ【鳴き満つ】🔗🔉

なき‐み・つ鳴き満つ】 〔自四〕 鳴き声がその場に満ちる。

なき‐むし【泣き虫】🔗🔉

なき‐むし泣き虫】 ちょっとしたことですぐ泣く人、特に子供。また、その性質。なきみそ。「小さい頃は―だった」

なき‐め【泣女】🔗🔉

なき‐め泣女】 ①上代、葬式の時に泣く役目の女。古事記「雉きぎしを―とし」→なきおんな。 ②雉きじの異称。 ○泣き目を見るなきめをみる (→)「泣きを見る」に同じ。 ⇒なき【泣き】

なき‐もの【無き者・亡き者】🔗🔉

なき‐もの無き者・亡き者】 ①いてもいないと同様の人。 ②生きていない人。死んだ人。亡き人。 ⇒無き者にする

なきもの‐ぐさ【無き物草】🔗🔉

なきもの‐ぐさ無き物草】 〔植〕ウキクサの異称。〈[季]夏〉。拾遺和歌集「種なくて―は生ひにけり」 ○無き者にするなきものにする ①いてもいないと同様に扱う。ないがしろにする。 ②この世に生きていないものにする。殺す。 ⇒なき‐もの【無き者・亡き者】

広辞苑 ページ 14602