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なげ‐びや【投火箭】🔗🔉

なげ‐びや投火箭】 投射する火矢。〈日葡辞書〉

なげ‐ぶし【投節】🔗🔉

なげ‐ぶし投節】 江戸前期の流行唄はやりうた。京都島原の遊女河内が歌い始めたといい、歌の末を「やん」と投げて歌った。のちに長唄や浄瑠璃などの三味線音楽で、廓くるわの情景を表す旋律型として用いられた。

なげ‐ぶみ【投文】🔗🔉

なげ‐ぶみ投文】 投げ込んだ手紙。

なげ‐ぼう【投棒】‥バウ🔗🔉

なげ‐ぼう投棒‥バウ 逃走する者の後ろから、その両脚の間へ棒を投げ入れてころばすこと。また、その棒。

なけ‐む【無けむ】🔗🔉

なけ‐む無けむ】 (形容詞ナシの古い未然形ナケに推量の助動詞ムの付いた語)ないだろう。万葉集4「間も―」

なげ‐もの【投げ物】🔗🔉

なげ‐もの投げ物】 (取引用語)投売りの品物。買方が投げた売物。 ⇒なげもの‐いちじゅん【投げ物一巡】

なげもの‐いちじゅん【投げ物一巡】🔗🔉

なげもの‐いちじゅん投げ物一巡】 投げ物が一通り出尽くし、それ以上出ず、相場もそれ以上は下がらない状態。 ⇒なげ‐もの【投げ物】

なげ‐や【投矢・投箭】🔗🔉

なげ‐や投矢・投箭】 弓につがえないで投げ放つ矢。一説に、万葉集の「投矢(箭)」はナグヤと訓む。万葉集13「君が佩ばしし―し思ほゆ」

なげ‐やり【投げ遣り】🔗🔉

なげ‐やり投げ遣り】 ①投げて与えること。 ②投げすてておくこと。結果はどうなってもかまわないと、無責任な態度であること。「―な態度」

なげ‐やり【投槍】🔗🔉

なげ‐やり投槍】 敵に投げつける短い柄の槍。

なげ‐や・る【投げ遣る】🔗🔉

なげ‐や・る投げ遣る】 〔他五〕 ①投げてやる。投げて与える。 ②投げすてておく。なげやりにする。

な・ける【泣ける】🔗🔉

な・ける泣ける】 〔自下一〕[文]な・く(下二) 自然に泣かれる。万葉集10「ひさかたの天の河原にぬえ鳥のうら―・けましつすべなきまでに」。「―・ける話」

な・げる【投げる】🔗🔉

な・げる投げる】 〔他下一〕[文]な・ぐ(下二) ①(手に持って)遠くへほうる。万葉集8「礫たぶてにも―・げ越しつべき天の川隔てればかもあまた術すべなき」。万葉集13「―・ぐる箭の遠さかり居て」。源氏物語東屋「ただ荒らかなる東絹どもを、おしまろがして―・げ出でつ」。「ボールを―・げる」 ②柔道・相撲などで、腕・腰の力で相手を倒す。 ③身をほうり出す。また、飛びこんで自殺をはかる。源氏物語蜻蛉「俄かに消え失せにけるを、身―・げたるなめりとてこそ」。平家物語10「五体を地に―・げ、発露啼泣し給ひしかば」。天草本平家物語「昔から夫に後るるたぐひ多いと申せども…目の前に身を―・ぐることはありがたいためしぢや」。「椅子に背を―・げる」 ④すべきことを途中でほうりだす。あきらめる。棄権する。「今度の試験は―・げた」「匙さじを―・げる」 ⑤物を捨てる。 ⑥(取引用語)買方が相場下落を見越して、高値買付の株を争って安価で売る。

広辞苑 ページ 14617