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なさけ‐なさけ・し【情け情けし】🔗🔉

なさけ‐なさけ・し情け情けし】 〔形シク〕 いかにもなさけが深いようである。源氏物語帚木「―・しく宣ひつくすべかめれど」 ○情けに刃向かう刃なしなさけにはむかうやいばなし なさけをかけられれば、誰も反抗のしようがない。 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐あに【情けの兄】🔗🔉

なさけ‐の‐あに情けの兄】 義理の兄。 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐いと【情けの糸】🔗🔉

なさけ‐の‐いと情けの糸】 なさけにひかされることを糸にたとえていう語。 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐うみ【情けの海】🔗🔉

なさけ‐の‐うみ情けの海】 愛欲の迷いの深さを海にたとえていう語。 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐すえ【情けの末】‥スヱ🔗🔉

なさけ‐の‐すえ情けの末‥スヱ 情愛の及ぶ末。謡曲、花筐「かくばかり―を白露の」 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐たね【情けの種】🔗🔉

なさけ‐の‐たね情けの種】 ①人情の根源。 ②腹にやどした情人の子。 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐つゆ【情けの露】🔗🔉

なさけ‐の‐つゆ情けの露】 情愛のうるおいを露にたとえていう語。 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐にしき【情けの錦】🔗🔉

なさけ‐の‐にしき情けの錦】 美しい情愛を錦にたとえていう語。 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐ふみ【情けの文】🔗🔉

なさけ‐の‐ふみ情けの文】 恋ぶみ。艶書。 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐みち【情けの道】🔗🔉

なさけ‐の‐みち情けの道】 人情のみち。恋のみち。 ⇒なさけ【情け】

なさけ‐の‐やま【情けの山】🔗🔉

なさけ‐の‐やま情けの山】 多情なことを山にたとえていう語。好色五人女3「都に―を動かし」 ⇒なさけ【情け】 ○情けは人の為ならずなさけはひとのためならず 情けを人にかけておけば、めぐりめぐって自分によい報いが来る。人に親切にしておけば、必ずよい報いがある。 ▷人に情けをかけるのは自立の妨げになりその人のためにならない、の意に解するのは誤り。 ⇒なさけ【情け】

広辞苑 ページ 14629