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なで‐つくろ・う【撫で繕う】‥ツクロフ🔗🔉

なで‐つくろ・う撫で繕う‥ツクロフ 〔他五〕 髪などをなでてつくろいなおす。なでてよそおう。源氏物語薄雲「この君を―・ひつつ居たり」

なで‐つけ【撫付け】🔗🔉

なで‐つけ撫付け】 ①なでつけること。 ②撫付髪の略。 ③撫付髪にした人。誹風柳多留20「菜飯屋へ―心やすく来る」 ④撫付髪の歌舞伎鬘の名。「勧進帳」の弁慶などに用いる。 ⇒なでつけ‐がみ【撫付髪】 ⇒なでつけ‐ぐし【撫付櫛】 ⇒なでつけ‐びん【撫付鬢】

なでつけ‐がみ【撫付髪】🔗🔉

なでつけ‐がみ撫付髪】 ①後方へ撫でつけた髪。 ②髪を結ばずにときつけて後方に流したままの髪。学者・虚無僧こむそう・山伏・易者などに多い。 ⇒なで‐つけ【撫付け】

なでつけ‐ぐし【撫付櫛】🔗🔉

なでつけ‐ぐし撫付櫛】 なでぐし。 ⇒なで‐つけ【撫付け】

なでつけ‐びん【撫付鬢】🔗🔉

なでつけ‐びん撫付鬢】 撫付髪の鬢。撫鬢。 ⇒なで‐つけ【撫付け】

なで‐つ・ける【撫で付ける】🔗🔉

なで‐つ・ける撫で付ける】 〔他下一〕[文]なでつ・く(下二) ①撫でておさえつける。 ②乱れた髪を櫛や手で整える。「髪を―・ける」 ③愛撫して味方につける。手なずける。日葡辞書「ヒトヲナデツクル」

なで‐づち【撫槌】🔗🔉

なで‐づち撫槌】 米つき用の大槌。〈日葡辞書〉

なで‐づり【撫釣】🔗🔉

なで‐づり撫釣】 牛角または海松みるでつくった擬餌鉤ぎじばりをつけた短い釣糸を長い竿の先につけ、岩上などから海面を撫でるように左右に動かして釣ること。浮遊するブリなどを釣るのに用いる。

なで‐はだ・く【撫で刷く】🔗🔉

なで‐はだ・く撫で刷く】 〔他下二〕 撫でさすってよそおう。なでつくろう。保元物語「あけくれに―・け奉りて」

なで‐びん【撫鬢】🔗🔉

なで‐びん撫鬢】 撫付髪の鬢。

なで‐ぼとけ【撫仏】🔗🔉

なで‐ぼとけ撫仏】 賓頭盧びんずるの別称。病気の患部に相当する像の部分を撫でた手で自分の患部を撫でれば、病気が平癒するという俗信がある。

なで‐まく・る【撫で捲る】🔗🔉

なで‐まく・る撫で捲る】 〔他四〕 撫で斬りに斬りまくる。浄瑠璃、国性爺合戦「八方無尽にわり立てわり立て―・る」

広辞苑 ページ 14673