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なと🔗🔉

なと 〔助詞〕 ナリトの約。浄瑠璃、博多小女郎波枕「女房にし―、殺し―、いやかおうかが生死の大事の返事」。「何―お好きなものをどうぞ」

な‐ど【何ど】🔗🔉

な‐ど何ど】 〔副〕 (ナニトの転)どうして。なにゆえ。なぜ。古事記「―さける鋭目とめ

など【等・抔】🔗🔉

など等・抔】 〔助詞〕 (副助詞)(「何」に助詞「と」が付いたものの転。平安時代に使われだした語。本来なかった「などと」の例が鎌倉時代以後に見られる) ①ある語に添えて、それに類する物事が他にもあることを示す。…や何か。源氏物語桐壺「御子たち―もおはしませば」「大殿ごもりすぐして、やがてさぶらはせ給ひ―、あながちにお前去らずもてなさせ給ひ」。「花―で部屋を飾る」 ②それだけに限定せずやわらげていう。枕草子1「火―急ぎおこして炭もてわたるも」。「お祝いにはネクタイ―いかがでしょう」 ③(引用句を受けて)「大体そんなことを」の意を表す。土佐日記「日をのぞめばみやこ遠し―いふなることのさまを聞きて」 ④その価値を低めていう。相手の言ったことをしりぞける心持で、特にとり立てて示す。否定的・反語的表現を伴うことが多い。…なんか。浮世風呂2「あの島田くづしのかたち―は、役者の鬘同然さ」。「僕―にはできません」「うそ―つかない」「疲れ―していない」

ナトー【NATO】🔗🔉

ナトーNATO】 (North Atlantic Treaty Organization)北大西洋条約機構。北大西洋条約に基づき1949年結成された西欧諸国とアメリカ・カナダの加盟する集団安全保障機構。最高機関は全加盟国の代表から成る理事会。66年フランスが軍事協力面から離脱した後、総本部はパリからブリュッセルへ移転。冷戦後、旧東欧諸国も加盟。

など‐か🔗🔉

など‐か ①(疑問の意)どうしてか。なにゆえにか。なぜか。万葉集19「山ほととぎす―来鳴かぬ」 ②(反語の意)どうして…であろうか。源氏物語帚木「わが心あやまちなくて見すぐさば、さし直しても―見ざらん」 ⇒などか‐は ⇒などか‐も

広辞苑 ページ 14675