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なま‐ぎれ【生切れ】🔗🔉

なま‐ぎれ生切れ】 ①刀などの切れ味のにぶいこと。〈日葡辞書〉 ②決断のきっぱりしないこと。 ○生木を裂くなまきをさく 相愛の男女を無理に別れさせる。 ⇒なま‐き【生木】

なま‐きんだち【生公達】🔗🔉

なま‐きんだち生公達】 年功を積まない公家の子弟。年若く未熟な公達。源氏物語東屋「むすめ多かりと聞きて、―めく人々もおとなひいふ」

なまく【曩謨】🔗🔉

なまく曩謨(→)南無なむに同じ。のうまく。謡曲、道成寺「皆一同に声を上げ…―さまんだばさらだ」

なま‐くげ【生公家・生公卿】🔗🔉

なま‐くげ生公家・生公卿】 未熟な公家。身分の低い公家。また、公家をあざけっていう語。

なま‐ぐさ・い【生臭い・腥い】🔗🔉

なま‐ぐさ・い生臭い・腥い】 〔形〕[文]なまぐさ・し(ク) ①生魚や生血などのにおいがする。「―・いにおい」 ②なんとなくにおいがある。また、ひどく異様なにおいがする。今昔物語集27「―・き香、河より此方まで薫じたり」 ③僧として堕落している。また、俗っぽい。俗で、露骨である。狂言、宗論「その法然とやらが―・い珠数はいやぢや」。幸田露伴、風流仏「御利益疑なしと―・き和尚様語られしが」 ④なまいきである。浄瑠璃、孕常盤「尾鰭をつけて―・い言い分召さるれど」 ⑤いかがわしい。うさんくさい。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「―・い男呼ばり、おけおけ」 ⑥金銭や権力などの利害と直接かかわっている。「―・い関係」

なまぐさ‐つき【生臭付】🔗🔉

なまぐさ‐つき生臭付】 生臭物の付けてある料理。仏事の時などに使われる語。 ⇒なま‐ぐさ【生臭】

広辞苑 ページ 14723