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ねり【練り・煉り】🔗🔉

ねり練り・煉り】 ①ねること。「―が足りない」 ②練った絹または綾。「先―」 ③練貫ねりぬき。また、その地の薄いもの。 ④煉餌ねりえさの略。 ⑤煉酒ねりざけの略。〈日葡辞書〉

ねり【練り・邌り】🔗🔉

ねり練り・邌り】 ①ねり歩くこと。練歩れんぽ。また、しずかに歩むこと。「早―」 ②邌物ねりものの略。 ③練供養ねりくようのこと。

ねり【粘剤】🔗🔉

ねり粘剤】 和紙の流し漉きのため、紙料に混ぜる植物粘液。繊維を均等に分散して漂浮させ、美しく強い紙を造るのに有効に作用する。粘液を抽出する植物は主としてトロロアオイとノリウツギ。

ねり‐あ・う【練り合ふ】‥アフ🔗🔉

ねり‐あ・う練り合ふ‥アフ 〔自四〕 互いに練る。互いにわざをかけあう。古今著聞集17「小六条にて相撲とらんとて―・ひたる所に」

ねり‐あ・げる【練り上げる・錬り上げる】🔗🔉

ねり‐あ・げる練り上げる・錬り上げる】 〔他下一〕 ①よく練って仕上げる。「餡あんを―・げる」 ②計画・文章などを何度も練り直して立派に仕上げる。「―・げた原稿」

ねり‐あし【練足・邌足】🔗🔉

ねり‐あし練足・邌足】 殿上人の作法にあると称する足使い。ゆっくりした歩き方。練歩れんぽ

ねり‐あみ【練網】🔗🔉

ねり‐あみ練網】 手繰網の一種。海藻の繁茂する岩礁の上などで、メバル・ボラ・クロダイなどを捕らえるのに用いる。

ねり‐ある・く【練り歩く・邌り歩く】🔗🔉

ねり‐ある・く練り歩く・邌り歩く】 〔自五〕 ①しずかに歩く。ゆっくりと歩く。 ②行列を作り、悠々と歩く。「都大路を―・く」

ねり‐あわ・せる【練り合わせる・煉り合わせる】‥アハセル🔗🔉

ねり‐あわ・せる練り合わせる・煉り合わせる‥アハセル 〔他下一〕[文]ねりあは・す(下二) 火にかけ、またはこねまぜて一つにする。ねりまぜる。「薬物を―・せる」

ねり‐あん【練餡・煉餡】🔗🔉

ねり‐あん練餡・煉餡】 小豆を煮てつぶし、あるいは漉し、砂糖を加え、火にかけてねった餡。

ねり‐い・ず【練り出づ・邌り出づ】‥イヅ🔗🔉

ねり‐い・ず練り出づ・邌り出づ‥イヅ 〔自下二〕 しずかに歩み出る。宇治拾遺物語1「横座の鬼の前に―・でて」

ねり‐いと【練糸】🔗🔉

ねり‐いと練糸】 セリシンを除去した白く光沢のある絹糸。近世までは灰汁あくを、近代以降は石鹸やソーダの溶液を処理に使用。

広辞苑 ページ 15286