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はな‐の‐したぶし【花の下臥し】🔗🔉

はな‐の‐したぶし花の下臥し】 花の下陰に寝ること。桜の花の下に寝ること。 ○鼻の下を伸ばすはなのしたをのばす 女にあまい様子をする。女色に迷っている様子にいう。鼻の下を長くする。 ⇒はな‐の‐した【鼻の下】

はな‐の‐しまき【花のしまき】🔗🔉

はな‐の‐しまき花のしまき】 花を吹きまくる風。花を吹き散らす風。夫木和歌抄4「―の波高く見ゆ」

はな‐の‐じょうざ【花の定座】‥ヂヤウ‥🔗🔉

はな‐の‐じょうざ花の定座‥ヂヤウ‥ 俳諧の1巻中、花をよみこむべきところ。百韻では初折・二の折・三の折は裏の13句目、名残の裏の7句目。歌仙では初裏の11句目、名残の裏の5句目。花の座。

はな‐の‐しょうじ【鼻の障子】‥シヤウ‥🔗🔉

はな‐の‐しょうじ鼻の障子‥シヤウ‥ 鼻中隔びちゅうかくのこと。

はな‐の‐すがた【花の姿】🔗🔉

はな‐の‐すがた花の姿】 ①花のありさま。花の様子。〈[季]春〉。古今和歌集雑体「―ぞ見えかくれする」 ②花のように美しい姿。拾玉集1「―もしぼまざるらむ」

はな‐の‐そで【花の袖】🔗🔉

はな‐の‐そで花の袖】 ①桜色に染めた袖。花染めの袖。 ②美しい袖。特に、花見に着る女の晴着の袖。〈[季]春〉 ③花を衣の袖にたとえていう語。

はな‐の‐たもと【花の袂】🔗🔉

はな‐の‐たもと花の袂】 ①はなやかな衣服。古今和歌集哀傷「みな人は―になりぬなり」 ②花染めの袂。御堂関白集「―もただならぬかな」 ③花を袂に見立てていう語。〈[季]春〉。拾遺和歌集「をみなへし―ぞ露けかりける」

はな‐の‐たより【花の便り】🔗🔉

はな‐の‐たより花の便り】 ①花が咲いたついで。花のおり。拾遺和歌集「問ふ人もあらじと思ひし山里に―に人め見るかな」 ②花が咲いた知らせ。花だより。

はな‐の‐つゆ【花の露】🔗🔉

はな‐の‐つゆ花の露】 ①花の上におく露。 ②薔薇の花を蒸留してつくった芳香ある水。薔薇水。(和訓栞) ③江戸時代、女性用の上等の鬢付油びんつけあぶらの名。のち、化粧水の名にも使われた。好色一代男3「鼈甲のさし櫛、―といふ物もしりて」

広辞苑 ページ 15980