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ひ‐かき【火掻】🔗🔉

ひ‐かき火掻】 ①かまどなどの火を掻き出す道具。おきかき。 ②十能じゅうのうのこと。

ひ‐がき【桧垣】🔗🔉

ひ‐がき桧垣】 ①桧ひのきの薄板を網代あじろ組みにした垣。源氏物語夕顔「この家のかたはらに、―といふもの新しうして」 ②桧垣1の編目のような衣服の模様。 ③桧垣船の略。 ⇒ひがき‐あや【桧垣綾】 ⇒ひがき‐かいせん【桧垣廻船・菱垣廻船】 ⇒ひがき‐づくり【桧垣造・菱垣造】 ⇒ひがき‐とんや【桧垣問屋・菱垣問屋】 ⇒ひがき‐ぶね【桧垣船・菱垣船】

ひがき【桧垣】🔗🔉

ひがき桧垣】 能。世阿弥作の老女物。ある白拍子の女が、老後太宰府に桧垣を造って住んでいたという説話を脚色。最高の秘曲とする三老女の一つ。→姨捨おばすて

ひがき‐あや【桧垣綾】🔗🔉

ひがき‐あや桧垣綾(→)桧垣2に菊花模様を織り出してある綾。 ⇒ひ‐がき【桧垣】

ひがき‐かいせん【桧垣廻船・菱垣廻船】‥クワイ‥🔗🔉

ひがき‐かいせん桧垣廻船・菱垣廻船‥クワイ‥ 江戸・大坂間を定期に航海した江戸時代の廻船の一種。その垣立かきたつの下部に桧垣様の格子を付けたからいう。江戸十組問屋とくみどいやと大坂二十四組問屋とに従属し、両地の問屋に関係ある商品および幕府・諸藩の荷物に限り回漕し、公の保護を受けていた。桧垣船。→樽たる廻船。 桧垣廻船 ⇒ひ‐がき【桧垣】

ひが‐ぎき【僻聞き】🔗🔉

ひが‐ぎき僻聞き】 まちがって聞くこと。聞き誤り。誤聞。古今著聞集20「もし―かと人をかへて聞かするに」

ひがき‐づくり【桧垣造・菱垣造】🔗🔉

ひがき‐づくり桧垣造・菱垣造】 船を桧垣廻船風に造ること。また、その船。浄瑠璃、博多小女郎波枕「沖に何待つ―十四五端の廻船に」 ⇒ひ‐がき【桧垣】

ひがき‐とんや【桧垣問屋・菱垣問屋】🔗🔉

ひがき‐とんや桧垣問屋・菱垣問屋】 桧垣廻船を用いて江戸十組問屋と大坂二十四組問屋との貨物を回漕した海運業者。 ⇒ひ‐がき【桧垣】

広辞苑 ページ 16358