複数辞典一括検索+

ひと‐がき【人垣】🔗🔉

ひと‐がき人垣】 ①多くの人が垣のように立ちならぶこと。「―を作る」 ②古代の説話で、貴人の陵墓に多くの人を垣のように並べて生き埋めにすること。古事記「始めて陵に―を立てき」

ひと‐かげ【人影】🔗🔉

ひと‐かげ人影】 人の姿。人のかげ。源氏物語賢木「年暮れて岩井の水も氷りとぢ見し―のあせも行くかな」。「―のない街」

ひと‐かさ【一嵩】🔗🔉

ひと‐かさ一嵩】 物事の程度の一段階。一段。ひときわ。太平記17「先の男に―倍して、仁王を作り損じたる如くなる武者の」

ひと‐がしら【人頭・髑髏】🔗🔉

ひと‐がしら人頭・髑髏(→)「されこうべ」に同じ。今昔物語集12「その屍骸しにかばねを取らむとするに、―あり」

ひと‐かず【人数】🔗🔉

ひと‐かず人数】 ①人のかず。にんず。あたまかず。人員。垂仁紀「後宮の―に盈つかひたまへ」。「―が多い」 ②一人前の人間として数えられること。人なみ。紫式部日記「世にあるべき―とは思はずながら」。「―に入る」

ひと‐かすみ【一霞】🔗🔉

ひと‐かすみ一霞】 ①一条のかすみ。基佐集「―野中の庵をたなびきて」 ②程度がひとしお深くなること。増鏡「今―心細うあはれにて」 ③見渡す限り。一面。浄瑠璃、日本振袖始「あの樋の口から向うの松まで―譲りし上田」

ひと‐かせ【一かせ】🔗🔉

ひと‐かせ一かせ】 刀で一度切りつけること。一刀ひとかたな。一太刀ひとたち。歌舞伎、韓人漢文手管始「皐月さつきを―切る」

ひと‐かせぎ【一稼ぎ】🔗🔉

ひと‐かせぎ一稼ぎ】 短期間にある程度まとまってかせぐこと。一働き。ひともうけ。一骨折り。

ひと‐かた【一方】🔗🔉

ひと‐かた一方】 ①一つの方向。いっぽう。夫木和歌抄11「―そよぐ風の下荻」 ②二人または大勢ある中の一人。蜻蛉日記「このいま―の出で入りするを」 ③ひととおり。源氏物語須磨「―にやはものは悲しき」 ④「一人」の尊敬語。「お―様」 ⇒ひとかた‐ならず【一方ならず】 ⇒ひとかた‐ひとかた【一方一方】

広辞苑 ページ 16589