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ふつつか【不束】🔗⭐🔉
ふつつか【不束】
①太くしっかりしていること。宇津保物語蔵開上「大きやかに―に肥え給へるが」
②(ごつごつして)不格好なこと。ふていさいなこと。源氏物語夕顔「少し黒みやつれたる旅姿いと―に心づきなし」
③(ごつごつして)風情がないこと。無骨。歌舞伎、傾城壬生大念仏「さても恋も情もない―なお方ぢや」
④雑なさま。かるはずみなさま。徒然草「不幸に愁へに沈める人のかしらおろしなど、―に思ひとりたるにはあらで」
⑤つたないこと。ゆきとどかないこと。歌舞伎、青砥稿花紅彩画「お酌とても伜ばかり、―の段はお許し下さいませ」。「―な娘ですが、どうぞよろしく」
⑥江戸時代、叱り・手鎖・過料などに処すべき裁判の宣告文の終りに書く罪名の上に付けた語。ふらち。ふとどき。
⇒ふつつか‐もの【不束者】
ふつつか‐もの【不束者】🔗⭐🔉
ふつつか‐もの【不束者】
無骨な者。ゆきとどかない者。
⇒ふつつか【不束】
ぶっ‐つか・る【打っ付かる】🔗⭐🔉
ぶっ‐つか・る【打っ付かる】
〔自五〕
うちあたる。ぶつかる。
ぶつ‐つ・く🔗⭐🔉
ぶつ‐つ・く
〔自四〕
ぶつぶつと不平を言う。浄瑠璃、心中天の網島「茶屋へ来て産所の夜伽することはつひにない図と―・けば」
ぶっ‐つけ【打っ付け】🔗⭐🔉
ぶっ‐つけ【打っ付け】
①前もって予告も準備もせずにいきなりするさま。すぐそのまま。「―の作業」
②遠慮しないさま。むきだし。「―に物を言う」
③物事のやり初め。「―から失敗する」
⇒ぶっつけ‐がき【打付書】
⇒ぶっつけ‐ほんばん【打っ付け本番】
ぶっつけ‐がき【打付書】🔗⭐🔉
ぶっつけ‐がき【打付書】
下書きなどせず、いきなり書きつけること。
⇒ぶっ‐つけ【打っ付け】
ぶっつけ‐ほんばん【打っ付け本番】🔗⭐🔉
ぶっつけ‐ほんばん【打っ付け本番】
①映画や演劇で、下稽古なしにいきなり撮影・上演すること。
②練習・準備なしに事を行うこと。「―で試合に臨む」
⇒ぶっ‐つけ【打っ付け】
ぶっ‐つ・ける【打っ付ける】🔗⭐🔉
ぶっ‐つ・ける【打っ付ける】
〔他下一〕
うちつける。打ち当てる。ぶつける。「ボールを―・ける」
広辞苑 ページ 17278。