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ふな‐よそ・う【船装ふ】‥ヨソフ🔗🔉

ふな‐よそ・う船装ふ‥ヨソフ 〔自四〕 出船の用意をする。万葉集20「押し照るや難波の津ゆり―・ひ吾あれは漕ぎぬと妹に告ぎこそ」

ふな‐よどみ【船淀み】🔗🔉

ふな‐よどみ船淀み】 船の進行がとどこおること。堀河百首「渡守―すな」

ふな‐よばい【船呼ばい】‥ヨバヒ🔗🔉

ふな‐よばい船呼ばい‥ヨバヒ 船を呼び寄せること。また、その声。ふねよばい。源平盛衰記7「蘆屋の沖の―」

ふなら‐ふなら🔗🔉

ふなら‐ふなら 力の抜けたさま。しょげたさま。浄瑠璃、唐船噺今国性爺「―と帰る犬獅子」

ふ‐なり【不成】🔗🔉

ふ‐なり不成】 将棋で、敵陣に進んだ駒が成らないこと。ならず。

ぶ‐なり【不形】🔗🔉

ぶ‐なり不形】 形の整っていないこと。不恰好。浄瑠璃、双生隅田川「うなぎ・なまづは―なものよ」

ふ‐なれ【不馴れ】🔗🔉

ふ‐なれ不馴れ】 馴れないこと。習熟しないこと。「―な仕事」

ふな‐わた【船綿】🔗🔉

ふな‐わた船綿】 船綿帽子の略。 ⇒ふなわた‐ぼうし【船綿帽子】

ふな‐わたし【船渡し】🔗🔉

ふな‐わたし船渡し】 船で、荷物または人をわたすこと。また、その所。わたし。わたり。わたしば。風雅和歌集「―する貢物たえずなりにければ」

ふなわたしむこ【船渡聟】🔗🔉

ふなわたしむこ船渡聟】 狂言。都の婿が酒を携えて舅しゅうとを訪ねる途中、船上で、船頭におどかされて酒を飲まれてしまう。

ふなわた‐ぼうし【船綿帽子】🔗🔉

ふなわた‐ぼうし船綿帽子】 綿帽子を細長くつぶして、舟の形にしたもの。てぼそ。古今綿。頬包。 ⇒ふな‐わた【船綿】

ふな‐わたり【船渡り】🔗🔉

ふな‐わたり船渡り】 船でわたること。また、その所。源氏物語総角「―なども所せければ」

ふなん【扶南】🔗🔉

ふなん扶南】 (bnam クメール語で山の意)紀元100年前後にコーチシナおよびカンボジア南部のメコン‐デルタ地域に拠ったクメール人の王国。大船を動かして海上貿易に従事、インド文化を受容して繁栄。7世紀前半、北方の真臘しんろうに併合された。

ぶ‐なん【無難】🔗🔉

ぶ‐なん無難】 ①これといって特色はないが、また非難すべき点もないこと。平凡無事なさま。当り障りのないさま。「―の一生」「―にこなす」「その辺でやめておいた方が―だ」 ②危ないことのないこと。無事。霧の屋主人、大川物語「倅ドウだ、お蔵は―か」

広辞苑 ページ 17332