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ふり‐し・く【降り敷く】🔗🔉

ふり‐し・く降り敷く】 〔自五〕 降って地をおおう。降って一面に敷く。古今和歌集「紅葉は宿に―・きぬ」

ふり‐し・く【降り頻く】🔗🔉

ふり‐し・く降り頻く】 〔自四〕 「ふりしきる」に同じ。万葉集6「久方の雨は―・く」

ふり‐しこ・る【降りしこる】🔗🔉

ふり‐しこ・る降りしこる】 〔自四〕 しきりに降って積もる。積もるほど降る。日本永代蔵2「たまりもやらぬ白雪の、藤の森の松に―・りて」

ふり‐しぼ・る【振り絞る】🔗🔉

ふり‐しぼ・る振り絞る】 〔他五〕 しぼり出すように、声・力・知恵などを精一杯出す。「声を―・って助けを求める」

ふり‐し・む【降り染む】🔗🔉

ふり‐し・む降り染む】 〔自下二〕 降ってしみとおる。金葉和歌集「春雨は―・むれども」

ぶり‐しゃり🔗🔉

ぶり‐しゃり 腹を立ててすねるさま。ぶりぶり。浄瑠璃、松風村雨束帯鑑「心すわらず―の」

ふり‐しん【振新】🔗🔉

ふり‐しん振新】 振袖新造の略。

ふり・す【旧りす】🔗🔉

ふり・す旧りす】 〔自サ変〕 ふるくなる。ふるびる。拾遺和歌集「身は早く奈良の都になりにしを恋しきことの―・せざるらむ」

ふり‐ず【古りず】🔗🔉

ふり‐ず古りず】 常に今の事として。薄れることなく。源氏物語蜻蛉「二人の人の御心のうち、―悲しく」

ふり・ず【振り出】‥ヅ🔗🔉

ふり・ず振り出‥ヅ 〔他下二〕 (→)「ふりいづ」に同じ。古今和歌集「からくれなゐの―・でてぞ鳴く」

ふり‐すさ・ぶ【降り荒ぶ】🔗🔉

ふり‐すさ・ぶ降り荒ぶ】 〔自五〕 ①時折降る。風雅和歌集「―・ぶ時雨の空の浮雲に」 ②激しく降る。 ③降り止む。(至宝抄)

ふり‐すす・ぐ【振り濯ぐ】🔗🔉

ふり‐すす・ぐ振り濯ぐ】 〔他五〕 ふり動かして洗いきよめる。神代紀「天真名井あまのまないに―・ぎて」

ふり‐す・てる【振り捨てる】🔗🔉

ふり‐す・てる振り捨てる】 〔他下一〕[文]ふりす・つ(下二) ①ふりはなして捨ててかえりみない。見捨てる。平家物語5「さきいづる花の都を―・てて」。「家族を―・てる」 ②尾行や同行をふり切る。まく。源氏物語末摘花「―・てさせ給へるつらさに、御送りつかうまつりつるは」

広辞苑 ページ 17441