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うす‐どん【薄鈍】🔗🔉

うす‐どん薄鈍】 うすのろ。まぬけ。誹風柳多留15「少しみがいては―な顔を見る」

うずな・うウヅナフ🔗🔉

うずな・うウヅナフ 〔他四〕 よしとする。貴重なものとしてあつかう。珍重する。万葉集18「あめつちの神相―・ひ」

うす‐なさけ【薄情け】🔗🔉

うす‐なさけ薄情け】 短い期間しか受けられなかった思いやり。かりそめのはかない情愛。あだなさけ。

うす‐なべ【薄鍋】🔗🔉

うす‐なべ薄鍋】 銅製の鍋。鉄製の鍋に比し地金が薄いのでいう。

うす‐におい【薄匂い】‥ニホヒ🔗🔉

うす‐におい薄匂い‥ニホヒ ①薄く色をぼかすこと。増鏡「香の―の御衣」 ②かすかに香りがただようこと。また、その香り。

うす‐にく【薄肉】🔗🔉

うす‐にく薄肉】 ①薄肉色の略。白粉などの、薄赤い色。浮世風呂4「今は敵かたきも立役も白い面かおや―とやらでするゆゑ」 ②薄肉彫の略。 ⇒うすにく‐ぼり【薄肉彫】

うすにく‐ぼり【薄肉彫】🔗🔉

うすにく‐ぼり薄肉彫】 模様などを、少し板面に浮きあがらせる彫り方。うすうきぼり。 ⇒うす‐にく【薄肉】

うす‐にごり【薄濁り】🔗🔉

うす‐にごり薄濁り】 ①薄く濁ること。 ②薄い濁り酒。七十一番職人尽歌合「先づ酒召せかし…―も候」

うす‐にび【薄鈍】🔗🔉

うす‐にび薄鈍】 うすいにびいろ。うすいねずみ色。また、その色に染めた衣服。軽服きょうぶくに用いる。 Munsell color system: N7

うす‐にぶ【薄鈍】🔗🔉

うす‐にぶ薄鈍(→)「うすにび」に同じ。 Munsell color system: N7

うす‐にわ【臼庭】‥ニハ🔗🔉

うす‐にわ臼庭‥ニハ 農家の表入口に近い土間。臼を置いて米などを搗く。

うす‐ぬり【薄塗】🔗🔉

うす‐ぬり薄塗】 「薄塗の烏帽子えぼし」の略。漆を薄く塗った烏帽子。もと宿老の用いたもの。

うす‐ねず【薄鼠】🔗🔉

うす‐ねず薄鼠】 薄いねずみ色。 Munsell color system: 2.5P6/3

うすのこえ【臼の声】‥コヱ🔗🔉

うすのこえ臼の声‥コヱ 山田流箏曲。1879年(明治12)山登松齢が家元襲名披露曲として発表。原曲は地歌「夏衣」(冷泉為村作詞、藤尾勾当作曲)。「うす」の語のつく物を並べる。

広辞苑 ページ 1779