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うたかい‐はじめ【歌会始】‥クワイ‥🔗🔉

うたかい‐はじめ歌会始‥クワイ‥ ①新年になって最初の歌会。 ②宮中における年始の歌会。新年儀式の一つ。古くは毎年の定めではなかったが、1869年(明治2)以後、毎年1月に行われ、天皇・皇后および皇族の和歌や、国民の詠進歌のうち秀逸なものを披講。歌御会始うたごかいはじめ⇒うた‐かい【歌会】

うたがい‐ぶか・い【疑い深い】ウタガヒ‥🔗🔉

うたがい‐ぶか・い疑い深いウタガヒ‥ 〔形〕[文]うたがひぶか・し(ク) 他人をなかなか信用できず疑う気持が強い。うたぐりぶかい。浄瑠璃、近江源氏先陣館「底の底まで―・き北条の隠し目附」 ⇒うたがい【疑い】 ○疑いを挟むうたがいをはさむ ある事柄について疑いの気持をもつ。疑いをさしはさむ。「―余地がない」 ⇒うたがい【疑い】

うたが・う【疑う】ウタガフ🔗🔉

うたが・う疑うウタガフ 〔他五〕 ①ありのままや言われたままを信じず、不審に思う。間違いではないかと思う。宇津保物語初秋「そらごとをのたまふにこそ。さらば―・ひきこえむ」。「わが目を―・う」「もはや―・う余地はない」 ②物事を悪い方に推察する。あやしむ。古今和歌集「こと心もやあると―・ひて」。源氏物語御法「御物のけと―・ひ給ひて」。「彼が犯人かと―・う」 ③…ではなかろうかと思う。菅家文草2「鳥のさへづりはかへりて簧しょうのふえの舌にあるかと嫌うたがふ」

うた‐がき【歌垣】🔗🔉

うた‐がき歌垣】 ①上代、男女が山や市いちなどに集まって互いに歌を詠みかわし舞踏して遊んだ行事。一種の求婚方式で性的解放が行われた。かがい。古事記「―に立ちて…美人の手を取りき」 ②男女相唱和する一種の歌舞。宮廷に入り踏歌を合流して儀式化する。続日本紀30「男女二百三十人―に供奉す。…男女相並び、行を分ちて徐ろに進む。歌ひて曰く」

広辞苑 ページ 1802