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うちとけ‐ざま【打解け様】🔗🔉

うちとけ‐ざま打解け様】 隔てなくうちとけている様子。 ⇒うち‐とけ【打解け】

うちとけ‐すがた【打解け姿】🔗🔉

うちとけ‐すがた打解け姿】 うちとけてくつろいだ姿。蜻蛉日記「奥まりたる女らの裳など―にて出でて見るに」 ⇒うち‐とけ【打解け】

うちとけ‐ばなし【打解け話】🔗🔉

うちとけ‐ばなし打解け話】 隔てのない話。うちとけごと。 ⇒うち‐とけ【打解け】

うちとけ‐ぶみ【打解け文】🔗🔉

うちとけ‐ぶみ打解け文】 親しい間柄で気を許して書いた手紙。源氏物語浮舟「その女どちのなかに書きかはしたる―をば御覧ぜむと」 ⇒うち‐とけ【打解け】

うちとけ‐まさり【打解け優り】🔗🔉

うちとけ‐まさり打解け優り】 うちとけた時の方が、とりつくろった時よりもかえって優って見えること。源氏物語末摘花「―のいささかもあらばうれしからむ」 ⇒うち‐とけ【打解け】

うち‐と・ける【打ち解ける】🔗🔉

うち‐と・ける打ち解ける】 〔自下一〕[文]うちと・く(下二) ①(氷が)解ける。新古今和歌集「鶯のなみだのつらら―・けて」 ②心の隔てがなくなる。心をうちあけて親しむ。男女が隔てなくなれ親しむ。拾遺和歌集「谷風にまだ―・けぬ鶯の声」。源氏物語帚木「必ず―・けぬべく見えしさまなるを頼みて」。「―・けて話す」 ③気がゆるむ。油断する。源氏物語夕顔「誰とか知らんと―・け給ひて」

うちとけ‐わざ【打解け業】🔗🔉

うちとけ‐わざ打解け業】 うちとけたしわざ。隔てのないしわざ。 ⇒うち‐とけ【打解け】

うち‐どころ【打処・打所】🔗🔉

うち‐どころ打処・打所(→)「うちど」1・3に同じ。

うちと・す【内外す】🔗🔉

うちと・す内外す】 〔自サ変〕 許されて奥向きに出入りする。栄華物語本雫「御方々に皆―・し給へるうちにも」 ⇒うち‐と【内外】

うち‐とねり【内舎人】🔗🔉

うち‐とねり内舎人⇒うどねり。〈倭名類聚鈔5

うち‐どの【打殿・擣殿】🔗🔉

うち‐どの打殿・擣殿】 絹や布を砧きぬたで打って光沢を出す仕事をする建物。源氏物語玉鬘「ここかしこの―より参れる物ども御覧じくらべて」

広辞苑 ページ 1840