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○眉を顰めるまゆをひそめる🔗⭐🔉
○眉を顰めるまゆをひそめる
心中に憂い危ぶむことがあって顔をしかめる。または、他人の忌わしい行為に対して不快に思い顔をしかめる。眉を曇らす。
⇒まゆ【眉】
○眉を開くまゆをひらく🔗⭐🔉
○眉を開くまゆをひらく
心中の憂いが晴れてほっとする。愁眉を開く。
⇒まゆ【眉】
○眉を読むまゆをよむ🔗⭐🔉
○眉を読むまゆをよむ
相手の表情から、その人の心を推しはかる。
⇒まゆ【眉】
まゆん‐がなし【真世がなし】
沖縄の八重山で、9月のしち(節)の祭りに海の彼方から来訪し、豊穣をもたらすという神。笠をかぶり、簑をつけている。
まよ【眉】
「まゆ(眉)」の古形。万葉集6「―の如ごと雲居に見ゆる」
まよ【繭】
「まゆ(繭)」の古形。万葉集14「筑波嶺つくはねの新桑にいぐわ―の衣きぬはあれど君が御衣みけししあやに着欲しも」
まよい【迷い・紕】マヨヒ
①布の経糸たていと・緯糸よこいとがほつれて片寄ること。万葉集7「肩の―は誰か取り見む」
②髪などが乱れること。乱れ。源氏物語椎本「末まで塵の―なく」
③迷うこと。まどい。「心の―」「何の―もなく生きる」
④まぎれること。まぎれ。源氏物語若紫「朝ぼらけ霧立つ空の―にも」
⑤成仏の妨げとなる死者の妄執。悟りが得られないこと。
⇒まよい‐がみ【迷い神】
⇒まよい‐ご【迷い子】
⇒まよい‐ばし【迷い箸】
⇒まよい‐ぼし【迷い星】
まよい‐い・ず【迷ひ出づ】マヨヒイヅ
〔自下二〕
あてどもなく家を出る。
まよい‐がみ【迷い神】マヨヒ‥
人を迷わすという神。宇治拾遺物語13「この辺には―有んなる辺ぞかし」
⇒まよい【迷い・紕】
まよい‐ご【迷い子】マヨヒ‥
道に迷った子。まいご。東海道中膝栗毛3「―をたづぬる声」
⇒まよい【迷い・紕】
まよい‐ばし【迷い箸】マヨヒ‥
(→)「惑まどい箸」に同じ。
⇒まよい【迷い・紕】
まよい‐ぼし【迷い星】マヨヒ‥
惑星のこと。
⇒まよい【迷い・紕】
まよ・う【迷う・紕う】マヨフ
〔自五〕
布の織目がゆるんで薄くなり、糸が片寄るのが原義。転じて、ものごとの整理がつかなくなる意。後に「まどう(惑)」と混同。
①布の糸が乱れて片寄る。万葉集14「風の音との遠きわぎもが着せし衣袂のくだり―・ひ来にけり」
②ものがもつれからむ。乱れる。源氏物語総角「髪はけづることもし給はで、程へぬれど―・ふ筋なくうちやられて」。源氏物語玉鬘「まかで参る車多く―・ふ」
③あちこちへ移り動く。入り乱れる。源氏物語野分「風さわぎ村雲―・ふ夕にも忘るる間なく忘られぬ君」
④道が分からなくてうろうろする。源氏物語須磨「いづかたの雲路に我も―・ひなむ月の見るらむこともはづかし」。「山で―・った」
⑤入りまじって見分けがつかなくなる。まぎれる。新古今和歌集秋「霜を待つ籬の菊の宵の間におき―・ふ色は山の端の月」
⑥心が定まらず、途方にくれる。決断がにぶる。心がぐらつく。源氏物語東屋「しめゆひし小萩がうへも―・はぬにいかなる露にうつる下葉ぞ」。狂言、布施無経ふせないきょう「愚僧は―・うた」。「身のふりかたに―・う」
⑦死人の霊が妄執もうしゅうのために成仏できない。謡曲、八島「―・ひけるぞや、生死しょうじの海山を離れやらで帰る八島の恨めしや」
⑧誘惑されて、判断力を失う。「女に―・う」「金に―・う」
⑨(「まどう(償)」との混同によって)償う。弁償する。旧宝幢院文書「各買ひ―・はせ、還付せしめ」
まよ‐がき【眉書】
(→)「まゆがき」に同じ。古事記中「―此こに画かき垂れ」
ま‐よけ【魔除け】
魔性のものを避けるための物。まもり。護符。「―のお札」
ま‐よこ【真横】
全くの横。前後の線と直交する横。
まよ‐こもり【繭籠り】
(→)「まゆごもり」に同じ。万葉集11「たらちねの母が養かふ蚕この―」
ま‐よなか【真夜中】
夜のもっともふけた時。深夜。
⇒まよなか‐の‐つき【真夜中の月】
まよなか‐の‐つき【真夜中の月】
(子ねの刻に出るからいう)陰暦二十三夜の月。〈[季]秋〉
⇒ま‐よなか【真夜中】
まよ‐ね【眉根】
(→)「まゆね」に同じ。万葉集19「青柳の細き―をゑみまがり」
⇒眉根掻く
マヨネーズ【mayonnaise フランス】
卵黄・酢・塩・胡椒に油を加え、とろりとするまでかき混ぜてつくるソース。サラダなどに用いる。
広辞苑 ページ 18641。