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み‐たち【御館】🔗🔉

み‐たち御館】 ①国府の庁。領主の居所。源氏物語玉鬘「大弐の―の上」 ②領主。主人。義経記8「―も上様かみさまも死出の山と申す道越えさせ給ひて」

み‐たつ【未達】🔗🔉

み‐たつ未達】 ①まだ達成していないこと。未達成。「営業目標の―」 ②まだ配達されないこと。「―郵便物」

み‐たて【見立て】🔗🔉

み‐たて見立て】 ①見送り。送別。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「明日―に来ませう」 ②見て選び定めること。 ㋐選定。鑑定。浮世風呂3「呉服屋へは夫婦で―に行くか」 ㋑診断。「―ちがい」 ㋒遊客が相方の遊女を選ぶこと。 ③なぞらえること。 ④芸術表現の一技法。対象を他のものになぞらえて表現すること。和歌・俳諧・戯作文学・歌舞伎などに用いられる。 ⇒みたて‐え【見立絵】 ⇒みたて‐しんでん【見立新田】

み‐たて【御館】🔗🔉

み‐たて御館(→)「みたち」に同じ。

み‐だて【見立て】🔗🔉

み‐だて見立て】 見た感じ。みばえ。源氏物語帚木「よろづに―なく物げなきほどを見すぐして」

みたて‐え【見立絵】‥ヱ🔗🔉

みたて‐え見立絵‥ヱ 主題は物語や詩歌などの古典文学によっているが、人物や場景をすべて当世風に変えて描いた、機知的な絵画。浮世絵に多い。 ⇒み‐たて【見立て】

みたて‐しんでん【見立新田】🔗🔉

みたて‐しんでん見立新田】 江戸時代、原野の中の開発適地を見立てて願い出、許可を得て新たに開いた田畑。→代官見立新田 ⇒み‐たて【見立て】

みたて‐ば【三立羽】🔗🔉

みたて‐ば三立羽】 三枚羽の矢。その三枚の矢羽やばねは走羽はしりば・弓摺羽ゆすりば・外掛羽とかけばという。→甲矢はや

み‐た・てる【見立てる】🔗🔉

み‐た・てる見立てる】 〔他下一〕[文]みた・つ(下二) ①よく見定めて立てる。古事記「天の御柱を―・て」 ②人の門出かどでを見送る。万葉集14「赤駒が門出をしつつ出でかてにせしを―・てし家の児らはも」 ③見て選び定める。鑑定する。診断する。「自分で―・てた帯」 ④世話をする。後見となる。浄瑠璃、生玉心中「とくと―・て人になして」 ⑤なぞらえる。仮定する。見なす。「白洲に置いた岩を島に―・てる」「縁側を舞台に―・てる」 ⑥みくびる。軽蔑する。好色一代男5「さても人を―・つるやつかな」

広辞苑 ページ 18860